気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はTBSホールディングス【9401】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
TBSホールディングスとはどんな会社?
TBSホールディングス(東京放送ホールディングス)は、全国ネットでラジオ・テレビ番組を放送しています。テレビ番組・フィルム政策、映像・音楽ソフトを制作、ケーブルテレビのプログラミングなども提供しています。
また、同社はデジタル衛星放送も行い、不動産業も行っています。
そんなTBSホールディングス、社長は武田信二氏。
現在の社員数は5,552人です。
現在の株価は?
現在の株価は2,240円前後です。
取引単位は100株なので、22万円程度でTBSホールディングスの株を所有することが可能です。
20万円前後で購入できるので、日本株の中では普通です。
(いや、それでも高いですが。。。)
TBSホールディングスのPER(株価収益率)は、現在23.68倍。
20倍前後なので、適正から少し割高のラインです。
配当利回りは、1.34%です。
こちらは少しはあると言った印象。
株主優待は、100株以上の株主に1,000円のクオカードがもらえます。
クオカードなんて会社に関係ないもの配るなら株主優待なんてやめて配当を増やせばいいのにと思います。
1000株以上の株主には映画や落語会の招待もあるようです。
詳細はこちら。
過去の長期のチャート
方向感はありません。
過去に、2度の大きなピークを迎えています。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
2017年の年末をピークにその後は大きく下げています。
TBSホールディングスの売上高は?
ほぼ横ばいに見えますが、実は右肩上がりです。
いいですね。
TBSホールディングスのEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらはキレイな右肩上がりです。
いい感じです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらも比較的堅調です。
右肩上がりです。いい感じですね。
売上高比率は以下です。
不動産が4%あるのが意外です。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近3.16%です。
テレビ業界は総じてROE低いですね。
もちろん長期投資をする上でマイナスポイントです。
最後に、流動比率は1.71倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
TBSホールディングスの今後をまとめると
なにかと風当たりの強いテレビ業界ですが、数字をみると、思ったより全然良かったです。
ただ、事業構造の変化で今後生き残れるかが心配です。
たとえば、テレビ朝日はAbemaという新しいメディアの在り方を模索したり、今後メディアの生き残りをかけた競争が激化しそうです。
個人的にも少し気になる銘柄でした。
気になる方は四季報などで詳細チェックしてみて下さい。