気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は日本通運(9062)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
日本通運(9062)とはどんな会社?
日本通運は、鉄道・貨物自動車・海運・航空の総合物流ネットワークを通じて貨物の輸送を行っています。
主に、ロジスティック・国際複合輸送・宅配便・エクスプレス輸送・国際航空貨物輸送・引越などのサービスを提供しています。
また、乗用車・貨物自動車などの販売、リース、整備、その他不動産賃貸業なども営んでいます。
読み方は「にっぽん」つううんです。
「日通」「NIPPON EXPRESS」とも呼ばれています。
以下はWikipediaより引用
「日通で運べない物はない」と言われるほど、運ぶものを選ばない運送会社であることが、他の運送会社と大きく異なる。
中でも、俗に「ゲテモノ」と称される重量・大型品輸送・美術品輸送・動物輸送・鉄道輸送(通運)・大規模事業所移転・国際輸送の分野においては、右に出る事業者はいない。
運送会社の中で唯一、陸運・海運・空運と、全ての輸送モードをカバーしている。取り扱う内容物のスケールが大きいことから、一般消費者には殆ど縁のない運送会社となっている(かつては小口宅配サービスの「ペリカン便」で、一般消費者にも強い知名度とインパクトをもっていた)。
「運べないものはない」、すごいです。
Youtubeで日本国宝を運ぶ日通のCMがありましたが、日通の凄さがわかりました。
「引越しは日通」と引っ越しのイメージが強いですが、実は国内物流最大手で、災害対策基本法における指定公共機関にもなっています。
そんな日本通運(9062)、現在の社員数は69,672人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は6,360円前後です。
取引単位は100株なので、63万円前後で日本通運(9062)の株を所有することが可能です。
高いですね。
一つの銘柄に60万円オーバーはやはり高すぎです。
これでは投資初心者では手が出せません。
そして、日本通運(9062)のPER(株価収益率)は、現在46.86倍です。
40倍を超えているのでどちらかと言えばかなり割高です。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、2.04%です。
高配当ではないですが、少しは配当があるといった感じです。
そして、日本通運(9062)の株主優待はありません。
過去の長期チャート
うーん、方向感ないですね。
一方的な動きではないので読みづらいですね。
なんとも言えません。
直近1年のチャートはこちら
こちらは軟調です。
他の多くの日本株と同じく2018年に下げ、年末に底をうって、2019年にしっかり反発しています。
日本通運(9062)の売上高は?
いいですね。
しっかりとした動きをしています。
売上は2兆円目前です。
日本通運(9062)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらもしっかりと右肩上がりです。
いい感じです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは微妙です。
伸びてはいるのですが、キレイな右肩上がりではないので未来が予測しづらいです。
長期投資の理想のBPSはキレイな右肩上がりです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近1.23%です。
合格ラインの10%は超えられていません。
パッとしませんね。微妙です。
流動比率は1.64倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
日本通運(9062)の今後をまとめると
うーん、普通ですね。
PERが高すぎるのと、ROEが低すぎるのが気になりました。
個人的にも無理してまで欲しいとは思えませんでした。
日本株には「ハッ!」とさせられるような思わず投資したくなる銘柄があります。
そんな銘柄を求めて、次見ていきましょう。