気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は千代田化工建設(6366)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
千代田化工建設(6366)とはどんな会社?
千代田化工建設は、国内および海外で石油精製、石油化学、医薬品、食品などのプラント建設、検査、保守を請負っています。
また水処理や土壌浄化などの環境エンジニアリングおよび省エネルギー技術やファクトリーオートメーション(FA)にかかわる総合エンジニアリングサービスの設置の提供を行っています。
以下はWikipediaより引用
石油精製、石油化学、天然ガス液化などの大規模プラントの設計、調達、建設一括請負(Engineering、rocurement、Constructionの頭文字をとってEPCと称する)業務で国内外に多くの実績を持つ。
日揮、東洋エンジニアリングと併せて「エンジニアリング御三家」と呼ばれる。
当初は独立色が強かったが、バブル崩壊後に一度経営が傾き、長らくの間三菱グループや米ケロッグ・ブラウン・アンド・ルート(KBR)社の支援を受けて再建、再び民族系のエンジニアリング会社となり現在に至る。
(この関係から実質、三菱グループの一員扱いとなっている)。
「エンジニアリング御三家」ってなんかかっこいいですね。
そんな千代田化工建設(6366)、現在の社員数は4,989人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は315円前後です。
取引単位は100株なので、3万円前後で千代田化工建設(6366)の株を所有することが可能です。
いいですね。5万円以下で買えるので初心者にもうれしい銘柄です。
そして、千代田化工建設(6366)のPER(株価収益率)は、現在算出できません。
「PER=株価 ÷ EPS(一株当たりの利益)」なので、PERが算出できないということは「直近の利益がマイナス」だということが考えられます(このあとくわしくEPSを見ていきます)。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、2.38%です。
高配当銘柄とまではいえませんが、結構ありますね。
そして、千代田化工建設(6366)の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
2006年をいわゆる「打ち上げ花火」をしてそこをピークに大きく下げています。
その後は停滞です。
見飽きました、この形のチャート。同業種の多くの日本株がこんな感じです。
直近1年のチャートはこちら
こちらは軟調。
そして2018年10月にドカンと急落しています。
下げ方が怖いくらいですね。
千代田化工建設(6366)の売上高は?
うーん、FY2016から緩やかに下げています。
あまりよくはないです。
千代田化工建設(6366)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
うーん、決してよくはないです。
FY2017年のマイナスはもちろん、長期で見ても緩やかに下げてしまっています。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらも、よくはありません。
FY2015から下げてきてしまっています。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近4.12%です。
これは話になりません。
過去にはFY2013には9%台と合格ラインの10%ギリギリまであったのですが、年々下げてきてしまっています。
ちょっと厳しいですね。
流動比率は1.53倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
千代田化工建設(6366)の今後をまとめると
株価も大きく下げているので「これはチャンスか?」と思いましたがちょっと回復の兆候は見られませんでした。
無理に手を出すのは危険です。
気を取り直して次の銘柄見ていきましょう。