人気急成長の日本株!ファーマフーズ(2929)の株価分析

気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

では、本日も早速分析していきましょう。

こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。

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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
-長期チャート
-短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率)  →とくに大事
8. まとめ
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では、まずファーマフーズについて説明していきます。

1 ファーマフーズについて

(1)機能性食品素材のバイオベンチャー

ファーマフーズは、機能性食品素材の開発・販売で出発したバイオベンチャーです。
1997年創業、現在は京都市西京区(にしきょうく)に本社を置きます。

非タンパク系アミノ酸の機能性素材ギャバは乳酸菌による発酵法の生産技術を確立しています。

※ギャバとは?
ギャバとは野菜や果物、穀物に多く含まれるアミノ酸で,人の体内では神経伝達物質として重要な働きをしています。
ストレス緩和・リラックス・疲労感の軽減の効果があるそうです。

国内はグリコ、日ハム、明治等が取引先です。
海外は北米(三菱商事と販売代理店契約)、中国に販路を拡大し、収益柱に成長しています。

鶏卵(けいらん)抗体関連技術にも注力。
卵黄由来のサプリはひざ関節用を軸に固定客を増やしています。
化粧品と合わせ通販が売上の大半を占める。

鶏卵由来では、田辺三菱との抗体医薬品の共同研究や国立がん研究センターとの治療薬開発が進んでいます。

(2)三洋化成工業と資本業務提携

さらに、三洋化成工業(時価総額1,294億円)と資本業務提携しました。
化粧品や医薬品の開発・販売で連携し、育毛シャンプーで原料共同開発行います。

(3)時価総額770億円

最後に、時価総額は770億円です。

時価総額はDランクです。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

・株価 2,652円

株価は2,652円です。
100株単位で売買できるので、265,200円から投資をすることが可能です。
日本株の中では普通ですね。

・PER(株価収益率)44.05倍

次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは44.05倍です。
40倍超えています。
どちらかといえば割高ですね。

・配当利回り 0.56%

そして、配当利回り。
こちらは0.56%です。
ほとんど配当はありませんね。

・流動比率 2.62倍

最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。

流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア

なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。

この会社の流動比率は2.62倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。

まずは長期チャートです。


上場は2006年の6月です。

いいですね!
上昇トレンドです。

特に2020年以降の上昇がすごいです。

次に、短期チャートを見ていきましょう。

過去1年間のチャートです。

こちらは2021年4月までは上昇トレンドでした。
ただ、その後は徐々に下値を切り下げて下落。
中期のMAが長期のMAを割ってしまっています。
さらに下げそうなので注意が必要です。

4. 売上高について

では、売上高を見ていきましょう!

ちなみに、ファーマフーズの決算月は7月となっています。

売上高、いいですね。
しっかりと右肩上がりで伸びています。
とはいえ売上高はまだ150億円レベルです。
市場規模を考えても、まだまだ伸びる余地はあります。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。

そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう!

2015年度こそマイナスでしたが、その後はキレイな右肩上がりです。
素晴らしいです。
長期投資の理想とする伸び方です。

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。

では、見ていきましょう。

しっかりと堅調に伸びています。
いいですね。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、7.32%です。
つまり、年間7.32%ずつこの会社は成長し続けているということです。

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。

一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

年々、ROEが右肩上がりで伸びてきています。
2019年度からしっかりと合格ラインを超えてきています。

毎年しっかりと超えているわけではありませんが、
今後もこの水準を維持できたらかなり優良銘柄となります。

ちなみに自己資本比率は34.2%です。

8. まとめ

・将来性あり!

では、ファーマフーズをまとめましょう!

各数字の伸びがとても良かったです。
今後も成長を感じさせるに十分の実績です。

・割高だが検討の余地はあり

その分PERは高く人気ですが、それでも検討の余地がある銘柄です。

気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。

 

 

 

【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を2,140万円分買いました。

今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。

2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。

そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。

そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2021年4月現在も割安な状態は続き、今もどんどん買い増しをしています。


多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。

これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。

バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」

今回のコロナショックで資産の90%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?

理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)

もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。

最大のチャンス!コロナショックで私が2,140万円全力投資した銘柄

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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