くら寿司の株価を分析【かっぱ寿司、スシローに勝てるか】

気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

では、本日も早速分析していきましょう。

こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。

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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
-長期チャート
-短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率)  →とくに大事
8. まとめ
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1 くら寿司について

(1)無添加の回転寿司

くら寿司は、郊外型回転すし店「くら寿司」を直営展開しています。
1995年設立。
堺市に本社を置き、関西地盤です。
無添加にこだわりがあります。

店舗業務自動化で先行。
カウンターの皿ポケットに皿を入れただけで料金がわかる仕組みやタッチパネルによる注文などを導入しています。

さらにラーメンやカレーライス、コーヒーなど、サイドメニューに強みを持ち、
家族客中心に安定した集客力を背景に業績を拡大しています。

(2)海外展開を強化

米国や台湾など海外展開も強化中です。
2019年8月に米国子会社のくら寿司USAが米ナスダックに上場しました。
国内477店、海外63店(2021年1月末現在)。

(3)時価総額1,624億円

そして、時価総額は1624億円です。

時価総額ランクはCランクです。
中堅です。1,000億円レベルなんですね。
思ったよりも時価総額は小さいです。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

・株価 3,925円

株価は3,925円です。
100株単位で売買できるので、392,500円から投資をすることが可能です。
日本株の中では普通ですね。

・PER(株価収益率)46.44倍

次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは46.44倍です。
どちらかといえば割高ですね。

・配当利回り 0.50%

そして、配当利回り。
こちらは0.50%です。
ほとんど配当はありませんね。

・流動比率 1.25倍

最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。

流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア

なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。この会社の流動比率は1.25倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。

まずは長期チャートです。


上場は2001年の5月です。

いいですね!
しっかりと上昇しています。
コロナの影響で大きく落ちましたがその後はしっかり回復しています。
再び最高値を更新できる位置にいますね。

次に、短期チャートを見ていきましょう。

過去1年間のチャートです。

短期チャートはまったく見え方が変わってきます。
上昇トレンドですね。
押し目をつけつつもしっかりと伸びています。
長期のMAがしっかりサポートしています。

4. 売上高について

では、売上高見ていきましょう!

ちなみに、くら寿司の決算月は10月となっています。

売上高、わるくはありません。
直近はコロナの影響もあったのですが、売上高は持ちこたえています。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。

そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう!

2018年度をピークに下げています。
株価と同じような動きをしていますね。

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。

では、見ていきましょう。

こちらはしっかりと伸びています。
わるくはありません。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、10.86%です。
つまり、年間10.86%ずつこの会社は成長し続けているということです。

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。

一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

こちらは2018年度までは合格ラインをしっかりと超えていました。
その後は大きく下げてしまっていますが、もともとは高ROE体質です。
今後コロナを克服して再び合格ラインにのってくることを期待します。

ちなみに自己資本比率は52.1%です。

8. まとめ

・アフターコロナで期待

では、くら寿司を総合的にまとめましょう!

現在コロナの影響を受け、各数字が大きく落ち込んでいます。

ただ、もともと持っている実力は十分です。
コロナを乗り換え、復活し、営業利益をしっかり更新すれば最高値を更新していくことも十分考えられます。

・個人的にも気になる

個人的にも気になる銘柄です。

気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。

 

 

 

【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を2,140万円分買いました。

今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。

2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。

そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。

そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2021年4月現在も割安な状態は続き、今もどんどん買い増しをしています。


多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。

これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。

バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」

今回のコロナショックで資産の90%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?

理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)

もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。

最大のチャンス!コロナショックで私が2,140万円全力投資した銘柄

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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