気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は日本化薬(4272)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
日本化薬(4272)とはどんな会社?
日本化薬は、医薬品をはじめ、合成樹脂、顔料、農薬、火薬などの製造を行う総合化学会社です。
また同社は自動車エアバック用インフレーターの製造も行っています。
日本初のダイナマイトを製造した会社です。
ちなみに、冒頭のアイキャッチ画像は日本化薬のマスコットキャラクター「かやくーま」くんです。
結構こわい名前なのですが、愛くるしい顔をしています。
そんな日本化薬(4272)、現在の社員数は5,684人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は1,442円前後です。
取引単位は100株なので、14万円前後で日本化薬(4272)の株を所有することが可能です。
15万円以下なので投資初心者でも比較的手を出しやすい銘柄です。
そして、日本化薬(4272)のPER(株価収益率)は、現在17.42倍です。
20倍を割っているので適正なラインです。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、2.08%です。
日本株の中では少しは配当がある方です。
そして、日本化薬(4272)の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
長期で見ると右肩上がりですね。
そして、株価1,000円が一つのラインになっています。
2013年まではレジスタンスラインだったものが、上昇し抜けて以降はサポートラインとなっています。
なるべく安く買うなら1,000円が一つのポイントになりそうです。
直近1年のチャートはこちら
2018年の2月からガクッとさげ、7月に底を打ち、そこからは少しずつ回復しています。
日本化薬(4272)の売上高は?
日本化薬(4272)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらも同じく微妙です。
横ばいです。
理想的なEPSの伸びは右肩上がりなのですが、それとは違う形です。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは着実に右肩上がりです。
しっかり上げているところが好印象ですね。
いい感じです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近7.69%です。
合格ラインの10%は超えていないものの、日本株の中では検討している方です。
10%を超えている年度も過去にはあるので、今後に期待です。
最期に、流動比率は3.75倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
日本化薬(4272)の今後をまとめると
BPSはいいんですが、ほかはいまいちパッとしませんでした。
正直「いますぐ投資したい!!」と思う魅力はありませんでした。
次、行きましょう。