気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は日東電工(6988)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
日東電工(6988)とはどんな会社?
日東電工は、工業・電子部品などの材料として使用される多種化成品の製造および販売を行っています。
同社は、海外にも製造・販売の拠点を置いています。
主な製品は、シーリング材料、半導体材料、梱包材料などです。
以下はWikipediaより引用
ある特定の素材を扱うのではなく、社会で利用される製品の中間材料を、電子素材、自動車製品、工業製品など幅広く手がける。
「グローバルニッチ」を標榜し、その製品でトップシェアを目標におく方針をおく。液晶テレビ等に使用される液晶用偏光板、液晶用位相差板、また、熱はく離シートや、ぜんそく治療薬などでは、世界最大のシェアである。また、水の浄化・海水淡水化に使用される逆浸透膜なども、世界的に大きな市場シェアを占める。
日東電工はNittoとしても有名です。
こんなYoutubeの紹介動画もあります。おもしろいですね。
そんな日東電工(6988)、現在の社員数は26,310人です。
日本を代表する大企業です。
NIKKEI225の構成銘柄でもあります。
現在の株価とPERは?
現在の株価は6,200円前後です。
取引単位は100株なので、62万円前後で日東電工(6988)の株を所有することが可能です。
高いですね。一つの銘柄に60万円近くは少し手が出せません。
日本株って本当に高いの多いです。
そして、日東電工(6988)のPER(株価収益率)は、現在13.24倍です。
15倍を割っているので割安の部類ですね。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、2.74%です。
いいですね。日本株の中ではギリギリ高配当の部類です。
そして、日東電工(6988)の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
2006年に10,000円をつけたあとは大きく下げ、そこからはしっかり反発しています。
しかし直近の下落がキツそうです。
直近1年のチャートはこちら
軟調です。
とくに、10月に入ってからはまるで滝の如く下げています。
日東電工(6988)の売上高は?
キレイな右肩上がりではありませんが比較的堅調です。
わるくはないです。
日東電工(6988)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちら、FY2017には落ち込んでいるもののその後は更新して通して見れば右肩上がりとなっています。
わるくはありません。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらはキレイな右肩上がり。
いい感じです。
しっかり株主の価値を上げています。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近12.97%です。
高ROEです。
合格ラインの10%をしっかり超えています。いいですね。
過去のROEも高めです。日本株の中では珍しい存在(いい意味で)。
これはかなりのプラスポイントです。
最期に、流動比率は3.32倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
日東電工(6988)の今後をまとめると
日本を代表する大企業です。
ROEも高いです。
優良銘柄ですね。
他の数字の伸び、もうちょっと魅力的だったらさらにいいのになと感じました。
ただ、現在大きく株価下げてPER15倍割っています。
ほしかった人にはチャンスですね。
日本株全体が大きく下げており今まさに「バーゲンセール」に思えます。
チャンスを逃さず、みんなが投げ売りしているこんな時こそ欲しかった銘柄をしっかり仕込んで行きましょう。