気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は大日本住友製薬(4506)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
大日本住友製薬(4506)とはどんな会社?
大日本住友製薬は、医療用・一般・動物用医薬品の製造および仕入、販売を行っています。
また、飼料などの仕入れ販売ならびに食品添加物や工業用品の製造を行い、動物の臨床病理検査を請負っています。
ちなみにマメ知識ですが、かつて覚せい剤が合法だった頃に、ヒロポンを一般販売していました。
すごい時代ですね。
そんな大日本住友製薬(4506)、現在の社員数は6,268人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は2,860円前後です。
取引単位は100株なので、28万円前後で大日本住友製薬(4506)の株を所有することが可能です。
30万円前後なので日本株の中では普通ですが、やっぱり30万円は高いですよね。
たとえば大学生が「株をはじめよう!」と思ってもなかなか30万円をポンと払うのは難しいと思います。
そして、大日本住友製薬(4506)のPER(株価収益率)は、現在31.37倍です。
30倍前後なので割高です。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、0.63%です。
配当はほとんどありませんね。
そして、大日本住友製薬(4506)の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
ずっとパッとしなかったのですが、直近に大きく上昇しています。
直近1年のチャートはこちら
すごいですね。
上昇トレンドです。
多くの日本株が10月に急落しているのにもかかわらず、大日本住友製薬はその後大幅反発しています。
大日本住友製薬(4506)の売上高は?
キレイとはいえませんが、しっかりの右肩上がりです。
合格です。
大日本住友製薬(4506)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらも少し形はいびつですが右肩上がりです。
いいですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらも緩やかですが右肩上がりです。
ただFY2017に少し下げています。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近12.36%です。
合格ラインの10%をしっかり越えてきました。
とはいえ過去はかなり低いROEだったのでこの高ROEが今後も続くと考えるのは早計です。
流動比率は1.66倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ちなみに海外別売上高はこんな感じです。
みると米国の売上高が約5割で日本を超えています。
大日本住友製薬(4506)の今後をまとめると
各数字の伸びも悪くはないです。
Nikkei225の構成銘柄ですし、わるくない銘柄です。
優良銘柄です。
ただ、PERも高く、現状では個人的に今すぐほしいとは思えませんでした。
(今、もっと日本株で欲しい銘柄がゴロゴロありますし)
気になる方は四季報などで詳細チェックしてみて下さい。