気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は大平洋金属(5541)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
大平洋金属(5541)とはどんな会社?
大平洋金属は、フェロニッケルおよびステンレス金属、金属粉を製造してます。
そして、韓国や台湾へ同製品を輸出しています。
また、データ通信分野で利用される電磁気物質事業へも展開しています。
読み方は「たいへいようきんぞく」です。
よく間違えるのですが、「大」平洋です。「太」平洋ではありません。
そんな大平洋金属(5541)、現在の社員数は482人です。
おや、意外と少ないんですね。
現在の株価とPERは?
現在の株価は3,200円前後です。
取引単位は100株なので、32万円前後で大平洋金属(5541)の株を所有することが可能です。
うーん、日本株の中では普通ですがやはり一般の感覚だと高いですね。
30万円って気軽に出せる金額ではないです。
そして、大平洋金属(5541)のPER(株価収益率)は、現在19.51倍です。
20倍前後なので適正から少し割高の部類です。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、現在1.19%です。
普通ですね。高配当というほどではありません。
そして、大平洋金属(5541)の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
2007年をピークに打ち上げ花火のような動きをしています。
打ち上がったところで掴んでしまった人は散々でしたね。
直近1年のチャートはこちら
方向感がないものの、結構動きは荒いです。
そして、2018年10月に入って大きく下落していますがまだまだ下げそうな気配です。
大平洋金属(5541)の売上高は?
うーん、よくないですね。
軟調です。
大平洋金属(5541)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
おぉ、、
わるいですね。
マイナスが目立ちます。
投資をしてはいけない雰囲気がプンプンします。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらも、よくはありません。
FY2016からは数字が下がっています。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近−1.29%です。
(ちなみに、EPSがマイナスだと当然ROEもマイナスになります)
過去を見てもマイナスだらけ、多くて1%という話にならない数字です。
流動比率は12.57倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
大平洋金属(5541)の今後をまとめると
全然よくありませんでした。
むしろ各数字を見てみると「長期投資をしてはいけない」典型的な銘柄です。
こういった銘柄に長期で投資をしても報われないことの方が多いかもしれません。
気持ちを切り替えて次、見て行きましょう。