気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は日本製鋼所(5631)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
日本製鋼所(5631)とはどんな会社?
日本製鉄所は、合成樹脂・鉄鋼・鋳造機械を製造しています。
同社は石油精製所、石油化学プラント、製造工場など民間および公共事業に製品を販売しています。
また、戦車や艦艇の砲も製造しています。
三井グループです。
そんな日本製鋼所(5631)、現在の社員数は5,156人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は1,977円前後です。
取引単位は100株なので、19万円前後で日本製鋼所(5631)の株を所有することが可能です。
20万円以下で購入できる日本株です。
いいですね。これなら投資初心者でも比較的買いやすい価格ですね。
そして、日本製鋼所(5631)のPER(株価収益率)は、現在9.65倍です。
10倍を割っているのでかなり割安ですね。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、2.15%です。
高配当とまではいきませんが、そこそこはあるといった印象です。
そして、日本製鋼所(5631)の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
2008年あたりだけドカッと上がって(いわゆる打ち上げ花火)、その後は大きく下げもとの水準で推移しています。
このあたりで高値掴みをしてしまった人にとってはかなり厳しいですね。
こういった事態に備えるために、いくらいい銘柄でも、株価を意識する(なるべく安く買う)というのは大切だということが分かります。
直近1年のチャートはこちら
下落トレンドです。
2018年1月から大きく下げており、まだ底が見えません。
日本製鋼所(5631)の売上高は?
うーん、横ばいですね。
微妙です。
日本製鋼所(5631)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
うげ!よくないです。
理想とする右肩上がりはおろか、マイナスの年度も目立ちます。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらもよくはないですね。
長期投資の理想とする右肩上がりではありません。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近9.59%です。
合格ラインの10%にはギリギリ届かなかったものの高水準のROEです。
今後この水準を維持できるのかに期待ですね。
流動比率は1.81倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ちなみに海外別売上高はこんな感じです。
日本と海外で約50%ずつです。
しっかり海外にも売上がある企業です。
日本製鋼所(5631)の今後をまとめると
数字があまりよくなかったです。
ROEはいいものの、BPSにも伸びが感じられず、「投資をしたい」とは思えませんでした。
もちろんそれだけ株価も下げているので回復すれば大きくキャピタルゲインを得られる可能性もありますが、長期投資ということを考えたら検討する銘柄には現時点では入りません。
気を取り直して次、行きましょう。