気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は京成電鉄(9009)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
京成電鉄(9009)とはどんな会社?
京成電鉄は、東京都内、千葉県にて旅客鉄道・ローカルバス・タクシー等運営しています。
また、百貨店・スーパーマーケット・ホテル・旅行代理店・飲食店・映画・遊技場の経営、不動産分譲・賃貸なども行っています。
同社は東京ディズニーランドを所有するオリエンタルランドの関連会社です。
そんな京成電鉄(9009)、現在の社員数は8,903人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は3,855円前後です。
取引単位は100株なので、38万円前後で京成電鉄(9009)の株を所有することが可能です。
30万円オーバーの日本株です。
ちょっと高いですね。
そして、京成電鉄(9009)のPER(株価収益率)は、現在17.75倍です。
15倍前後なので適正のラインです。まあ高すぎず安すぎずです。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、0.4%です。
ほとんどないですね。
そして、京成電鉄(9009)の株主優待は100株で株主優待乗車券が年2枚もらえます。
(保有株式数が多いほどもらえる枚数も多くなります)
他にも京成百貨店やリブレ京成、自動車教習所の割引までさまざまな優待があります。
詳細は京成電鉄のIR情報をご覧下さい。
過去の長期チャート
長期で見て上昇トレンドです。
とくにここ数年は勢いがあります。
直近1年のチャートはこちら
方向感はあまりありません。
2018年に年末に大きく下げ、2019年にはいって急回復しています。
京成電鉄(9009)の売上高は?
ほぼ横ばいに見えますが、実はじわじわと上昇しています。
京成電鉄(9009)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらはキレイではありませんが右肩上がりです。
それだけ利益を上げているということですね。
いい感じです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
いいですね。
かなりキレイな右肩上がりです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近10.29%です。
合格ラインの10%をしっかり超えています。
いいですね。日本株の中でもかなり優秀です。
流動比率は0.46倍です。
こちらは1倍を割っているので少し心配です。
(でも鉄道会社は1倍割れていること多いです。)
ちなみに事業別売上高はこんな感じです。
メインの運輸業が6割近くをしめています。
他の鉄道会社よりもしっかり本業で稼いでいるイメージです(他は3割くらい)。
京成電鉄(9009)の今後をまとめると
各数字の伸び良かったです。
そしてなんといっても高ROEは魅力です。
優良銘柄でこれならおすすめできます。
個人的には鉄道会社では一番気になりました。
もうちょっと配当あればさらによかったんですけどね。
すぐに投資をするというわけではないですが、今後も動きをしっかりチェックしたい日本株です。
気になる方は四季報などで詳細チェックしてみて下さい。