EPSとは何かを知れば、10年後のウォルト・ディズニーの株価が分かる

EPSとはEarnings per shareの略で、「1株あたりの利益」という意味です。

EPSは「発行済株式数」を「税引利益」で割ると求めることができます。

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例えばある会社の税引利益が100万円で発行済み株式数が1万株だと、EPSは100となります。

ウォルトディズニーの過去のEPSを見てみる

ディズニーのEPS

見ると毎年EPS(1株あたりの利益)が上がっています。
EPSが上昇しているということは利益がそれだけ上昇しているということ。

絶好調の会社のいい例です。

ここで、特に過去5年をグラフで見てみましょう。

ウォルトディズニーEPS

では、数式で過去5年の上昇率を表します。

EPS5年間

2010年が2.07、2015年が4.67。そして期間は5年間なので、下記の式となります。

EPSの計算式
答えが1.176323・・・とでます(エクセル使うと楽です)。
これが過去の収益率。

ざっくり言うと年間17%ずつ、ディズニーに1株あたりの利益は上昇しているということ。

10年後のディズニーの株価を予測してみた

ちなみに上記数字は、期待収益率でもあります。

これで今後10年のディズニーのEPSを求めてみましょう。

2015年のEPSに17%ずつかけていきます。

ディズニーの未来

となるので2025年にはEPSは22.44となります。
過去10年のPER(株価収益率 Price Earning ratio)をかけると大体の株価も予測できます。
11.8〜23倍が大体のPERのレンジなので、これを予想EPSはにかけます。

そうすると264ドル〜516ドルが10年後のウォルトディズニーの予想株価となります。
現在が110ドル近辺なので、今後10年で大体2.4倍〜4.7倍に株価が上昇する計算です。

この方法はバフェットの息子の奥さんメアリー・バフェットが著書の中でも紹介している有名な手法です。
EPSを用いた期待収益率の計算は便利なのでみなさんもぜひ試してみてください。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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