EPSとは何かを知れば、10年後のウォルト・ディズニーの株価が分かる
- 2015/7/21
- 資産運用
- 今井バフェットの1億円への道

EPSとはEarnings per shareの略で、「1株あたりの利益」という意味です。
EPSは「発行済株式数」を「税引利益」で割ると求めることができます。
例えばある会社の税引利益が100万円で発行済み株式数が1万株だと、EPSは100となります。
ウォルトディズニーの過去のEPSを見てみる
見ると毎年EPS(1株あたりの利益)が上がっています。
EPSが上昇しているということは利益がそれだけ上昇しているということ。
絶好調の会社のいい例です。
ここで、特に過去5年をグラフで見てみましょう。
では、数式で過去5年の上昇率を表します。
2010年が2.07、2015年が4.67。そして期間は5年間なので、下記の式となります。
答えが1.176323・・・とでます(エクセル使うと楽です)。
これが過去の収益率。
ざっくり言うと年間17%ずつ、ディズニーに1株あたりの利益は上昇しているということ。
10年後のディズニーの株価を予測してみた
ちなみに上記数字は、期待収益率でもあります。
これで今後10年のディズニーのEPSを求めてみましょう。
2015年のEPSに17%ずつかけていきます。
となるので2025年にはEPSは22.44となります。
過去10年のPER(株価収益率 Price Earning ratio)をかけると大体の株価も予測できます。
11.8〜23倍が大体のPERのレンジなので、これを予想EPSはにかけます。
そうすると264ドル〜516ドルが10年後のウォルトディズニーの予想株価となります。
現在が110ドル近辺なので、今後10年で大体2.4倍〜4.7倍に株価が上昇する計算です。
この方法はバフェットの息子の奥さんメアリー・バフェットが著書の中でも紹介している有名な手法です。
EPSを用いた期待収益率の計算は便利なのでみなさんもぜひ試してみてください。