工具のアマゾン! MonotaRO(モノタロウ)【3064】の今後の株価を分析

気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

では、本日も早速分析していきましょう。

こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。

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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
  -長期チャート
 -短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率)  →とくに大事
8. まとめ
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1 MonotaROについて

(1)もともとは住友商事の社内ベンチャー

MonotaROは、工場用間接資材と工事用品のネット通販会社です。
住友商事の社内ベンチャーで、住商と米国資材通販大手グレンジャー社が共同出資で設立。
2009年9月にグレンジャーが住友商事の保有全株を取得、筆頭株主となりました。

(2)工具界のアマゾン

工具界のアマゾンとも呼ばれています。

主顧客は国内中小製造業者と工事業者。
自社サイト「MonotaRO.com」と、年2回刊の紙カタログ掲載商品をネット、ファクシミリで受注します。
9割超がネット経由です。
兵庫・尼崎と茨城・笠間の物流センターから配送しており、さらなる配送能力拡大を計画しています。

(3)時価総額12,441億円

そして、時価総額は12441億円です。

1兆円超えています。
時価総額ランクだと、AAランクです。
日本の上場企業でも上位ランクです。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

・株価 2,482円

株価は2,482円です。
100株単位で売買できるので、248,200円から投資をすることが可能です。
日本株の中では普通ですね。

・PER(株価収益率)71.94倍

次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは71.94倍です。
かなり割高ですね。
それだけ人気が集中しているということです。

・配当利回り 0.46%

そして、配当利回り。
こちらは0.46%です。ほとんど配当はありませんね。

・流動比率 2.41倍

最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。

流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア

なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。

 

この会社の流動比率は2.41倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。

まずは長期チャートです。


上場は2006年の12月です。

いいですね!
キレイな上昇トレンドを長期で描けています。
すばらしいです。

2007年には30円程度だった株価が一時は3,000円まで上昇しています。

長期投資がしっかりと報われていますね。
まだまだ成長しそうな勢いを感じます。

次に、短期チャートを見ていきましょう。

過去1年間のチャートです。

こちらは1年を通して見ると方向感がありません。
今年2月に高値をつけてからは大きく下げてしまっています。

時価総額が1兆円を超える規模ですが、かなり値動きがありますね。
取引する場合は注意が必要です。

4. 売上高について

では、売上高見ていきましょう!

ちなみに、MonotaROの決算月は12月となっています。

売上高、いいですね。
素晴らしいですね。
キレイな右肩上がりです。本当に美しいですね。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。

そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう!

こちらもキレイな右肩上がりです。
素晴らしいです。
長期投資の理想とする伸び方です。
いいですねー!

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。

では、見ていきましょう。

おお!
こちらもキレイな右肩上がりです。
良いですね。素晴らしいです!!

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、29.88%です。
つまり、年間29.88%ずつこの会社は成長し続けているということです。
すごい成長率ですね!

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。

一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

素晴らしい!超高ROEです!
かなり優秀な経営をしているということがわかります。
ROEはかなり高いラインです。

ちなみに自己資本比率は57.5%です。

8. まとめ

では、MonotaROを総合的にまとめましょう!

・文句なしの超優良銘柄

各数字の伸びが素晴らしかったです。
いずれも右肩上がりで成長をして、ROEもかなり高いレベルです。
文句ないですね。
長期投資をしたい理想の数字の推移です。

・気になるのはPERだけ

ただ、それだけ素晴らしいのでPERも高めです。
人気銘柄ですね。

短期のチャートが大きく落ちている現在、
個人的にもかなりほしいと思わせる銘柄です。
しっかりとIRみて検討したいです。

気になった方はぜひIRチェックして検討を行って下さい。

 

 

 

【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を2,140万円分買いました。

今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。

2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。

そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。

そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2021年4月現在も割安な状態は続き、今もどんどん買い増しをしています。


多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。

これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。

バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」

今回のコロナショックで資産の90%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?

理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)

もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。

最大のチャンス!コロナショックで私が2,140万円全力投資した銘柄

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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