気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
では、本日も早速分析していきましょう。
こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。
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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
-長期チャート
-短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率) →とくに大事
8. まとめ
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では、まず富士古河E&Cについて説明していきます。
1 富士古河E&Cについて
(1)総合設備工事会社
(2)いわゆる古河グループ
(3)時価総額203億円
富士古河E&C(読み方:ふじふるかわイーアンドシー)は、総合設備工事会社です。
上下水道・道路・電気鉄道などの社会インフラや、産業・エネルギープラント、産業建築と建築設備の設計・施工を手掛ける企業です。
富士電機グループの電気工事会社である富士電機E&Cが、2009年に通信工事に強い古河総合設備と、空調に強い富士電機総設を吸収合併してできました。
いわゆる古河グループに属しています。
古河グループとは、戦前の古河財閥の流れを汲む企業グループです。
いわゆる十五大財閥の一つですね。
中核企業は、古河機械金属・古河電気工業・富士電機・富士通の4社です。
売上高比率は、電気設備工事72%、空調設備工事26%、その他2%です。
比較会社は、屋内配線工事では道内トップの北弘電社(きたこうでんしゃ)(1734)、
三菱電機系の設備工事業者である弘電社(1948)、
独立系電気工事の大手であるサンテック(1960)です。
気になる方はぜひチェックしてみて下さい。
そして、時価総額は203億円です。
時価総額ランクだと、Fランクです。
一般的に時価総額が低ければ低いほど、株価が大きく上下する可能性もあり、リスクは高くなりますがリターンも高くなる傾向があります。
時価総額5,000億円の株が10倍になるのは難しいですが、500億円レベルの株価が10倍になるのはそんなに珍しいことではありません。
なのでテンバガーを狙うならDランク以下がおすすめです。
2. 株価、利回り、PERなど
では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。
・株価 2,250円
・PER(株価収益率)5.80倍
・配当利回り 3.55%
・流動比率 1.92倍
株価は2,250円です。
100株単位で売買できるので、225,000円から投資をすることが可能です。
日本株の中では普通ですね。
次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは5.80倍です。5倍前後なのでかなり割安の水準です。いいですね
そして、配当利回り。
こちらは3.55%です。結構配当があります。いいですね。
最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。
流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア
なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。
この会社の流動比率は1.92倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。
3. チャートについて
次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。
まずは長期チャートです。
上場後すぐに最高値をつけてその後は急落。
安値圏を停滞していましたが、近年ジワジワと伸びています。
次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。
こちらは堅調です。
いいですね。
75MAがしっかりとサポートしている上昇相場です。
4. 売上高について
では、売上高見ていきましょう!
ちなみに、富士古河E&Cの決算月は3月となっています。
うーん、イマイチですね。
これではしっかりとした右肩上がりとは言えません。
5. EPS(1株あたりの利益)について
次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう!
こちらはわるくありません。
キレイではありませんが伸びています。
6. BPS(1株あたりの純資産)について
次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。
では、見ていきましょう。
こちらはキレイな右肩上がりです。
良いですね。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、14.17%です。
つまり、年間14.17%ずつこの会社は成長し続けているということです。
7. ROE(自己資本利益率)について
では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。
見ていきましょう。
いいですね!合格ラインをしっかり超えています。
ROEはかなり高いラインです。
ちなみに自己資本比率は52.1%です。
8. まとめ
・割安で高配当
・なかなかの隠れたお宝銘柄
では、富士古河E&Cを総合的にまとめましょう!
割安で高配当でした。
さらに各数字の伸びもわるくはありません。
そうじてなかなかの隠れたお宝銘柄といえます。
個人的にも少し気になる銘柄です。
気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。
【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を2,140万円分買いました。
今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。
2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。
そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。
そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2021年2月も実は割安な状態は続き、どんどん買い増しをしています。
多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。
これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。
バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」
今回のコロナショックで資産の90%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?
理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)
もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。