気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はサッポロホールディングス【2501】の株価を分析。そして今後を予想していきます。
サッポロホールディングスとはどんな会社?
サッポロホールディングスは主にビール、ワイン、洋酒などのアルコール飲料を製造および販売を行っています。
また同社は、コーヒー飲料、果汁飲料、茶葉飲料などのノンアルコール飲料の製造も行い、不動産業も営んでいます。
現在の株価は?
現在の株価は2,282円前後です。
100株単位なので23万円前後で購入することができます。
23万円って高いですね。
日本株は、大学生や若手社員ではとても気軽にできないです。
僕も大学生のころ株をはじめようと思いましたがこのように1単元購入するのに何十万円もかかるので諦めた記憶があります。
PERは21.20倍。
20倍を超えているので、少しだけ割高感がしますね。
でもこのくらいなら許容範囲です。
100株以上の場合、下記3点の中から一つ選択可能です。
1. ビール詰め合わせ
2. 食品・飲料詰め合わせ
3. 社会貢献活動への寄付
まあ、どうなんでしょう、こういう株主優待。
家族がいる場合、意外と奥様とかは喜んでくれそうです。
投資って洋服とか車と違って「何かを買っている」っていう実感がないので、こういったモノが定期的に送られてくることで「サッポロの株を買っているんだ」と実感することもあると思います。
以前は、「優待するならそのお金を配当に回したほうがいいんじゃないか?」と思っていましたが、最近では上記側面もあり少しは意味があるのではないかなと思うようになってきました(大人になりましたね)。
ただ、吉野家やワタミのように、株主優待目的で買う銘柄ではないでしょう。
次に、配当利回りは1.83%です。
こちらは普通です。決して高配当ではありませんがわるくもありません。
100万円投資して14,000円が毎年もらえるイメージです。銀行預金よりはよっぽどいいですね。
過去の長期のチャート
バブル絶頂期の1989年からダダ下がりのチャートです。
それ以降は方向感のない動きが続いています。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
こちらも方向感ないですね。
微妙です。
サッポロホールディングスの売上高は?
うーん、横ばいです。
ただ、売上高は5,000億円あるのはさすが日本を代表する企業です。
次にサッポロホールディングスのEPS(1株当たりの利益)の推移です
うーん。こちらもコメントのしようがないEPS推移です。
理想とする右肩上がりではありません。
サッポロホールディングスのBPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
FY2017までは堅調に伸びています。
ただ、直近FY2018にガクッと落ち込んでいるのが気になります。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近5.09%です。
よくはないですね。
過去を見ても合格ラインの10%を超えることはできていません。
今後に期待ですね。
売上高比率はこちら
主力の酒類事業と飲料で9割近くを占めています。
流動比率は0.72倍。
こちら1倍を割っているので心配です。
サッポロホールディングスの今後をまとめると
うーん、微妙ですね。
みんなが知ってる大企業ですが、「今投資をしたい!」と思えるほどではありませんでした。
他に長期投資に適している日本株はいくらでもあります。
そんな銘柄を見つけに、次見ていきましょう。