気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は三菱自動車【7211】の株価を分析。そして今後を予想していきます。
三菱自動車とはどんな会社?
三菱自動車(登記社名:三菱自動車工業)は乗用車ならびにその関連部品を開発および製造しています。
同社は日本をはじめ米国、タイ等に生産施設を持っています。
子会社を通じ自動車のリースや販売金融サービスを提供しています。
1970年に三菱重工業から独立しました。
通称は三菱自動車(みつびしじどうしゃ)、または三菱自工(みつびしじこう)です。
日本国外ではMITSUBISHI MOTORS(ミツビシ モータース)という表記を用いていたが、日本国内でも「MMC 三菱自動車」から「MITSUBISHI MOTORS」というロゴを1999年1月より使用するようになりました。
グローバルブランドスローガンは「Drive@earth」(ドライブ・アット・アース)。
以下はWikipediaより引用
三菱は戦前より自動車の生産を行っており、日本の自動車メーカーとして最も長い歴史を持つブランドの1つである。
現在の三菱自動車工業は、三菱重工業とクライスラーとの合弁事業としてスタートし、1993年までクライスラーと資本提携していた。その後、2000年からドイツに本拠を置くダイムラー・クライスラー(現ダイムラー)と資本提携関係となったが、2000年に三菱リコール隠しが発覚。この不祥事を受けて自動車売り上げが激減し、2005年に解消。クライスラーとの技術提携関係は2009年まで継続されていた。
2004年には大規模なリコール隠し問題を起こし、後に法人としての三菱自動車に対し有罪が確定した。
2018年にはゴーン会長(当時)が逮捕され、仏ルノーを加えた3社連合の関係再構築を進めています。
現在の株価は?
現在の株価は227円前後。
取引単位は100株なので、22,700円程度で三菱自動車の株を所有することが可能です。
最低50万円以上という日本株も多い中、2万円前後という少額から投資が可能なんですね。
これなら、投資初心者でも買いやすいです。
PER(株価収益率)は、現在算出できません。
配当利回りはありません。
以前は4%を超える高配当銘柄でした。
過去の長期チャート
長期でみると右肩下がりですね。
ちなみに上場来史上最高値はバブル時の1989年です。
それ以来、下落一直線を辿っています。
長期で見て下落しかありません。
このチャートをみると多少反発することはあったとしても、長期で見て上がるとはとても思えません。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
こちらも軟調です。
チャートだけ見ても、「なんか投資したくないな」と思ってしまいます。
三菱自動車の売上高は?
こちらは比較的堅調です。
意外とわるくないのかもしれません。
三菱自動車のEPS(1株当たりの利益)の推移です。
FY2017のマイナスがすごいですね。例の不正データ(燃費を実際よりもよくみせるためにデータを改ざんしていた)の一件の影響ですね。
それを抜きにしても軟調であまり良いとはいえません。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらもなんともいえない推移です。
理想とする右肩上がりのBPSではありません。
微妙です。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近-3.34%です。
よくはないですね。
ただそれ以前は合格ラインを何度か超えていることもありました。
三菱自動車の今後をまとめると
相次ぐ不祥事、長期でのキレイな右肩下がりのチャート。
さらに数字もよくなかったです。
厳しいようですが、しっかり成長を続ける優良企業に長期投資をするのが投資の王道です。
もっと良い企業はほかにたくさんあります。
次行きましょう。
【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を1,200万円分買いました。
今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。
2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。
そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。
そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2020年6月に入ってからも追加でどんどん買い増しています。
多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。
これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。
バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」
今回のコロナショックで資産の80%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?
理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)
もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。
(追記:すでにお買い上げ頂いた方ありがとうございました。)