気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は小田急電鉄【9007】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
小田急電鉄とはどんな会社?
小田急電鉄は、主に関東・中部地方にて旅客鉄道・ローカルバスを運営しています。また、百貨店・不動産業・遊園地・ホテル・旅行代理店の経営も行っています。
その他、住宅ビル・土地開発などの一般建築業も営んでいます。
小田急線、学生の頃よく使っていました。懐かしい。
そんな小田急電鉄、取締役社長は山木利満氏。
現在の社員数は13,834人です。
現在の株価は?
現在の株価は2,381円前後です。
取引単位は100株なので、23万円程度で小田急電鉄の株を所有することが可能です。
20万円超えているので普通の感覚なら「高い!」と思うかもしれませんが、以前はこの銘柄1,000株単位でしか購入できなかったのでそのときは100万円以上必要でした。
そう考えると手が出ない金額でもなくなってきています。
小田急電鉄のPER(株価収益率)は、現在27.79倍。
決して割安ではないですが、大体25倍前後なのでものすごく割高というわけでもありません。
配当利回りは、0.88%です。
配当はほとんどありません。
小田急電鉄の株主優待は?
株主優待は、半期に一回保有株式数に応じた優待乗車証の他、小田急グループ200以上の店舗・施設で利用できる優待割引券がもらえます。
500枚保有で、小田急線全線優待乗車証(回数券式、1枚1乗車有効)が年間8枚もらえます。
これで、新宿から小田原まで往復4回いけますね。
新宿から小田原まで往復で1,748円(ロマンスカー代のぞく)なので、全部で株主優待は年間7,000円程度です。
23万円の株を買って年間MAX7,000円程度の優待を手に入れることができます。
他にも株主優待内容ありますが、詳細はこちらをご覧下さい。
過去の長期のチャート
比較的堅調に推移しています。
上昇トレンドといえます。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
うーん、レンジですね。
2017年の3月には大きく落ち込んでいましたが、しっかり反発しています。
小田急電鉄の売上高は?
「ザ・横ばい」ですね。
ウラをかえせば5,200億円前後を行ったり来たりで安定はしています。
小田急電鉄のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらも横ばいです。
方向感はありません。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらはキレイな右肩上がり。
いいですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近8.45%
10%をギリギリ超えてはいないものの、努力の跡が見えます。
今後に期待ですね。
ちなみに売上高比率は以下です。
運輸と流通がメインです。ただ、不動産が12%もあるんですね。
最後に、流動比率は0.39倍。
1倍を切っているので少し不安です。
小田急電鉄の今後をまとめると
うーん、数字がめちゃくちゃいいというわけではありませんでした。
小田急電鉄は、もちろん思い入れのある電車だし応援はしていますが、ほしいとまでは思えませんでした。
気になる方は四季報などで詳細チェックしてみてください。
では、次行きましょう。