トリドールホールディングス(丸亀製麺)【3397】の今後の株価を分析してみた
- 2018/6/25
- 日本株分析
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はトリドールホールディングス【3397】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
トリドールホールディングスとはどんな会社?
トリドールホールディングスは、焼き鳥、うどん、ラーメン、焼きそば、お好み焼き、スパゲティなどのレストランをショッピングセンター内や、駅、ドライブイン、郊外ロードサイドで展開しています。
以下はWikipediaより引用
焼きそば専門店「長田本庄軒」、極細醤油ラーメン専門店「丸醤屋」、自家製ゆでたて生麺ミートスパゲッティレストラン「神戸元町グリル三番館」、麺専門店「麺屋通り」、ファミリー層を顧客としてターゲットにしている釜飯と焼き鳥の「とりどーる」、讃岐釜揚げうどん「丸亀製麺」などを経営し、多業態を小さな同一商圏で展開し異なる商品提供によるシナジー効果を経営方針としていた。
フランチャイズ展開は行わず、全ての店舗が直営店方式をとり、店舗ごとでの製造を行っている。全業態の店舗数は2017年(平成29年)3月末時点で1,211店舗。
トリドールって聞き慣れない会社名ですが、あのうどんで有名な丸亀製麺を手掛けているんですね。
最近は、経営資源をうどん事業に集中しており売り上げの8割以上、新規出店もほぼ丸亀製麺のみに絞り込まれています。
もはや社名も丸亀製麺すればいいのにとさえ思います。
丸亀製麺、個人的に大好き(もちろん、はなまるうどんも好きですが)なのでガゼンやる気が出てきます。
この間まで肉玉あんかけばかり食べていました(もうメニュー提供終わってしまったのかな?)
あまりにおいしくて家で再現してみようとしましたがあの味は再現しきれませんでした。
そんなトリドールホールディングス、現在の社員数は12,502人です。
現在の株価は?
現在の株価は2,784円前後です。
取引単位は100株なので、28万円前後でトリドールホールディングスの株を所有することが可能です。
うーん、高いですね。
最近は、5万円以下で購入できる日本株も増えてきたので決してお手頃とは言えません。
トリドールホールディングスのPER(株価収益率)は、現在25.91倍です。
こちらは25倍を割っているので、高PERです。比較的割高ですね。
配当利回りは、1.08%です。
普通ですね。
100株で2,000円分の割引券がもらえます。
うーん、微妙ですね。30万円近く払って年間2000円分の割引券ではお得とはいえません。
優待目的で買う銘柄ではないですね。
トリドールホールディングスの長期チャート
いいですね。右肩上がりとなっています。
ただ、直近は大きく落ち込んでいます。これは決算の内容がわるかったことを受けてです。
ちなみに、上場来最高値は2017年の4200円です。
上場来最安値は2008円の325円です。
10年で10倍以上伸びている銘柄(いわゆるテンバガー)なんですね。
直近の1年間の短期チャート
2018年からの落ち込みが大きいです。
それでもまだまだPERは25倍前後と割高なので、あわてて買う必要もないかもしれません。
トリドールホールディングスの売上高は?
いいですね!キレイな右肩上がりです。売上高は1,000億円を超えてきました。
トリドールホールディングスのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらはキレイな右肩上がりではありません。
ただ、FY2016からグンと数字が上がっています。
わるくはありません。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらはキレイな右肩上がりです。
いいですね。
過去を振り返ってBPSがキレイな右肩上がりを描ける銘柄は長期投資としておすすめです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
直近のROEは13.24%です。
いいですね!合格ラインの10%をしっかり超える高ROEです。
過去を見ても比較的高いROEを叩きだしています。
売上高比率はこんな感じです。
やはり主力は丸亀製麺です。
8割を超えています。
最後に流動比率は0.4倍です。
こちらは1倍を割っているので少し心配です。
トリドールホールディングスの今後をまとめると
各数字の伸びもよく、さらにROEも高いので、わるくはない銘柄です。
ただ、配当も高くなくPERも高めで割高な点はマイナスです。
個人的に丸亀製麺好きなので応援はしたいですが、すぐに欲しいとまで思える銘柄ではありませんでした。
気になる方は四季報などで詳細をチェックしてみて下さい。