日本M&Aセンター(2127)の株価を分析!【平均年収1,300万超え】

こんにちは。今井バフェットです。

では、早速分析していきましょう。
こういった流れで説明していきます。

では、さっそく説明していきましょう。

1. 会社の説明

まずは、会社の説明についてです。

(1) 中堅の中小企業M&A仲介

日本M&Aセンターは、M&A仲介会社です。
中堅の中小企業を取り扱っています。
最大手です。
全国の地銀、会計事務所等と連携しており、事業承継案件に強みがあります。

比較会社は、ドリームインキュベータ(4310)とGCA(2174)です。
これら2社は時価総額こそ日本M&Aセンターには及ばないものの、売上高の規模は似ているので、日本M&Aセンターが気になったらこの2社も四季報などでチェックしてみて比較して下さい。

そして、日本M&Aセンターは、オンラインセミナーを業界に開催しています。
そこでは、コロナ後の事業構造改革などを発信しています。

さらに年商1億円未満の小規模事業者向けにM&Aのマッチングサイトで成約を推進しています。

(2) 平均年収が高い!

あとは平均年収が高いことでも有名です。
平均年齢が34.7歳で平均年収が1353万!
すごいですね!

(3) 時価総額は1兆円超えのAAランク

時価総額は11,740億円です。
すごいですね!!

時価総額ランクだとAAランクに入ります。


売上は後述するようにまだ300億円程度なのにもう1兆円を超えています。
かなり投資家からの期待が高まっている銘柄ということがわかります。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

まず、株価は6,980円です。
100株単位で売買できるので、698,000円から投資をすることが可能です。
結構投資資金が必要ですね。

次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは102.04倍です。100倍を超えています。
一般的にはかなり割高と感じるレベルです。
それだけ将来性について期待が高まっている証拠といえます。

配当利回り。
こちらは0.37%です。ほとんどありませんね。
投資家に配当をせず、自社の成長に回そうというフェーズです。

最後に流動比率。
流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。

ちなみに、流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債です。

流動比率が1倍より低いと、1年以内に現金化できる資産より1年以内に返済すべき負債
が多いということになります。つまり短期的に負債の支払いができなくなるということです。
それはヤバいですよね。

なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。

この会社の流動比率は3.43倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。

まずは長期チャートです。

絵に書いたような上昇チャートです。
素晴らしいですね。
2020年3月のコロナショックで下落した以降は落ち目らしい落ち目もつくらず上昇しています。
かなりイケイケですね。

5MA(短期の移動平均線)と25MA(中期の移動平均線)の差がドンドン開いています。
これは上昇トレンドがかなり勢いづいている証拠です。

次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。

こちらもキレイな上昇トレンドです。
2020年5月14日に25MAが75MAを上抜けて(ゴールデンクロスといいます)以降、一度も交わっていません。
かなり勢いのしっかりした上昇トレンドということがわかります。
短期でも力強さを感じます。

4. 売上高について

では、売上高見ていきましょう!

いいですね。
毎年しっかり売上高を伸ばしています。
投資するならこういった企業がいいですね。
素晴らしいです。
ただ、売上高は300億円レベルなので、まだまだ成長余地はあります。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。

そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。

一方、EPEが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう!

いいですね!
長期投資の理想とするようなEPSの伸びです。
素晴らしい!!

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。
純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。

では、見ていきましょう。

いいですね!!
FY2016からFY2017にかけては伸び悩んだものの、その後はしっかり伸びています。
素晴らしいです。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は21.1%です。

つまり、年間21.1%ずつこの会社は成長し続けているということです。
そりゃあ、これだけPER高くなって投資家の人気を集めるといえます。

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。

一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。

そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

いいですね!
10%どころか20%を毎年上回っています。
かなり優秀な経営をしています。
ちなみに、負債を増やした結果ROEが高まるということもあるのですが、
日本M&Aの場合は自己資本比率が83.8%もあります。
純粋に「資本を有効につかって利益を出している」ということがわかります。
素晴らしいの一言です。

8. まとめ

では、日本M&Aセンターをまとめましょう!

売上高、EPS、BPSの伸びがよく、ROEも日本株トップクラスの水準でした。
割高ではあるものの、中身が伴っている実力株です。
個人的にも気になりました。
気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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