これで経営の実力がわかる!ROE(アールオーイー)とは?
- 2015/10/24
- 資産運用
今日はROEについて。
ROEとはReturn on equityの略。
Equity(株主資本)に対するリターンの意味です。
投資で、「この買おうかな〜、どうしようかな〜」というときによく見られる数字です。
日本語だと、ROEとは「株主資本利益率」といわれます。
株を買おうとするときには、何よりもまず四季報を買うことをオススメしますが、それらを開いていろいろな企業のROEをチェックするとどの企業の経営が「上手い」かがわかります。
ROEの計算式は?
ROEは「株主資本」を「税引利益」で割ることで求めることができます。
例えば、10,000円の元手を使ってA君が3,000円を稼いだら、ROEは30%となります。
同じ3,000円を稼ぐのでも、B君が元手が100,000円つかっていたらROEは3%となるので、A君の方が少ない元手で多く稼げるということになります。
ちなみに、ROEは「BPS(1株当たりの純資産)」から「EPS(1株当たりの利益)」を割ることでも求めることができます。
こちらの方がなにかと使うかも。
企業が長期的に高成長を続けるためには、高いROEは欠かせないとバフェットは考えています。
水準は15%以上が一つの目安とされています。
S&Pの過去のROEデータを見てみる
ちなみにS%P500の過去のROEのデータは以下です。
過去5年の平均ROEは14.43%です。
競合他社やS&PのROEを基準に気になる銘柄のROEと比較検討すると「どのくらい経営がうまいか」が手に取るようにわかります。
四季報を買ったら是非ROEチェックしてみてください。