気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は日本製紙(3863)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
日本製紙(3863)とはどんな会社?
日本製紙は主に紙関連製品、パルプの製造、販売を行っています。また、当社は木材、建材等の土木建設及び物流、レジャー等の事業も手掛けています。
日本製紙グループの中核会社である日本製紙株式会社は日本第2位(世界8位)の製紙業会社です。
ちなみに読み方は「にっぽんせいし」です。
そんな日本製紙(3863)、現在の社員数は12,881人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は1,960円前後です。
取引単位は100株なので、20万円前後で日本製紙(3863)の株を所有することが可能です。
20万円前後なので、日本株の中では「比較的」気軽に投資ができる銘柄と言えます。
そして、日本製紙(3863)のPER(株価収益率)は、現在計算できません。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、3.14%です。
いいですね。
高配当銘柄です。
そして、日本製紙の株主優待は、年に1回家庭用品詰め合わせ(ティッシュやトイレットペーパーなど)が送られます(保有株数に限らず)。
優待目的で買うほどではないですが、意外といいですね。
こういう生活用品が毎年送られてくるとうれしいです。
過去の長期のチャート
基本的には右肩上がりです。
ただ、データが少ないのでこれだけではなんともいえません。
直近1年のチャートはこちら
こちらは2018年7月までは下落。
その後、底を打って大きく反発し2,100円まで回復したのですが、10月に入って再び大きく下落しています。
日本製紙(3863)の売上高は?
こちらは、微妙ですね。
ほぼ横ばいです。
日本製紙(3863)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらもガチャガチャしています。
右肩上がりのEPSが長期投資として理想なのですが、それとは程遠いです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらもいまいちです。
僕らが探し求めている右肩上がりBPSではありません。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近1.81%です。
かなり低いですね。ROEの高さは経営のうまさです。
そう考えると結構厳しいと言わざるを得ません。
ただ、日本の大企業ってROE低いところばかりです。
最期に、流動比率は0.94倍です。
こちら1倍を割っているので少し心配です。
日本製紙(3863)の今後をまとめると
そこそこの高配当は魅力です。
生活用品の株主優待は少しだけ魅力です。
ただ、他がまったくパッとしませんでした。
欲しい銘柄ではないです。
次、どんどん見て行きましょう。