成長株!日本乾溜工業【1771】の今後の株価を分析してみた

気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

では、本日も早速分析していきましょう。

こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。

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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
  -長期チャート
 -短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率)  →とくに大事
8. まとめ
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では、まず日本乾溜工業について説明していきます。

1 日本乾溜工業について

(1)交通安全施設工事の会社

日本乾溜工業は、道路の防護柵や標識など交通安全施設工事を行う会社です。

1959年に自動車のタイヤに使われる不溶性硫黄を日本で初めて開発しました。
また、タイヤ素材に関連して道路関係の事業に着手し、さらには道路上の法面(のりめん)工事にも着手するようになりました。
法面とは、切土や盛土により作られる人工的な斜面のことです。

(2)感染症対策の防護服も

そして、近年は防災安全用品や竹繊維入り自然土固化舗装材の販売も強化しています。

防災安全用品は備蓄用食糧品から感染症対策の防護服までそろえて、自治体に拡販しています。

(3)時価総額35億円

最後に、時価総額は35億円です。

時価総額ランクだと、Fランクです。

かなり時価総額は小さいですね。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

・株価 690円

株価は690円です。
100株単位で売買できるので、69,000円から投資をすることが可能です。
いいですね。10万円以下で購入できる銘柄です。これなら初心者でも気軽に購入することができます。

・PER(株価収益率)5.02倍
次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは5.02倍です。
かなり割安の水準です。

・配当利回り 1.44%

そして、配当利回り。
こちらは1.44%です。
普通ですね。少しだけ配当があります。

・流動比率 1.80倍

最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。

流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア

なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。

この会社の流動比率は1.80倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。

まずは長期チャートです。


上場は1996年の4月です。

10年以上かけて下げトレンドでした。
その後安値をうろうろして、2013年から上昇。
現在も上昇トレンドが継続しています。

次に、短期チャートを見ていきましょう。

過去1年間のチャートです。

比較的堅調ですね。
とくに2021年3月に中期MAが長期MAを上抜いてからの上昇トレンドは注目です。
一度長期MAにタッチしているのですが、反発しており、今後さらに高値を目指す展開です。

4. 売上高について

では、売上高見ていきましょう!

ちなみに、日本乾溜工業の決算月は9月となっています。

16年度にしっかりと落ちてしまったのですが、その後は堅調です。
しっかり右肩上がりで成長できています。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。

そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう!

同じく16年に落ちていますがその後は比較的堅調です。
ここ数年の動きはわるくはないですね。

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。

では、見ていきましょう。

こちらはキレイな右肩上がりです。
とても良いですね。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、10.11%です。
つまり、年間10.11%ずつこの会社は成長し続けているということです。

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。

一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

合格ラインの10%の近くをいったりきたりしています。
ラインを超えている年度もあります。
比較的ROEは高めです。いいですね。

ちなみに自己資本比率は49.8%です。

8. まとめ

・割安なわりに数字はわるくない

では、日本乾溜工業を総合的にまとめましょう!

PERが5倍であり、いわゆる割安株です。
しかし数字を見てみるとそんなにわるくはなかったです。
BPSはとてもキレイな右肩上がりだし、ROEも高めのラインです。

意外と穴場な銘柄な気がします。

・時価総額かなり低いので注意は必要

ただ、時価総額が30億円なのでその点注意が必要です。
3,000万円あれば1%を取れてしまいます。
そこそこの個人投資家レベルでも株価を大きく上下させることも可能です。
間違っても高騰しているようなときに焦って買うことがないように注意して下さい。

気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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