気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は日立造船(7004)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
日立造船(7004)とはどんな会社?
日立造船は、ごみ焼却施設や産業廃棄物処理施設などの環境装置およびプラント、鉄構、機械などの開発ならびに製造、販売を行っています。
以下はWikipediaより引用
現在の主力事業は環境・プラント事業であり、造船事業は既に行っていない。
ゴミ焼却発電施設では世界シェア第1位を誇る。
かつて日立製作所の傘下にあったために「日立」の名を冠した商号であるが、戦後の財閥解体によって現在では日立グループからは離脱している。
もっとも、日立製作所とは完全に絶縁したわけではなく、日立製作所は2009年(平成21年)3月31日時点では日立造船の第9位の大株主である。
とにもかくにも世界シェア1位ってスゴイことですね。
そして、「造船」という名前がつくのに造船事業を行っていないってなんか変な感じですね。
そんな日立造船(7004)、現在の社員数は10,580人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は346円前後です。
取引単位は100株なので、3万円前後で日立造船(7004)の株を所有することが可能です。
5万円以下で購入できる日本株です。
いいですね。これなら投資初心者でも気軽に買える価格です。
そして、日立造船(7004)のPER(株価収益率)は、現在10.71倍前後です。
15倍以下なので比較的割安ですね。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、現在3.47%です。
いいですね。日本株の中では高配当銘柄です。
そして、日立造船(7004)の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
下落トレンドですね。
1997年頃から大きく下げ、2000年以降は底を張り付いています。
長期投資が報われないパターンです。
直近1年のチャートはこちら
こちらも軟調です。
2019年7月に少し盛り上がったのですが、再び下げてしまいました。
日立造船(7004)の売上高は?
FY2018以降凹んでいます。
日立造船(7004)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
うーん、微妙ですね。
売上高と同じくFY2018以降がパッとしません。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは右肩上がりです。
かなりキレイです。いいですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近4.56%です。
過去を見ても軒並みかなり低いROEですね。
「ザ・日本株」という感じです(悪い意味で)。
最後に、流動比率は1.19倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
日立造船(7004)の今後をまとめると
うーん、パッとしませんでした。
よかったのは配当とBPSだけです。
現段階では個人的に気になる銘柄ではありませんでした。
気を取り直して、次見ていきましょう。