気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はパイオニア(6773)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
パイオニア(6773)とはどんな会社?
パイオニアは、主に家庭および業務、車載用オーディオ・ビデオ商品を製造しています。
また、DVDやCDなどの映像・音楽ソフトウエアも製造・販売しています。
同社は光ディスク関連技術の特許許諾を行う事業も営んでいます。
以下はWikipediaより引用
ソニー、パナソニック、日立製作所、東芝、三菱電機などと比べると規模は小さいが、自社の得意分野への「選択と集中」を早期から進めており、尤も、個々の事業においては優れた技術力とブランド力を持つ。
また、カーナビ、およびカーオーディオ等のカーエレクトロニクス関連、PC用光学ドライブ(2016年現在はほぼBD/DVD対応のマルチドライブのみ)については他社へのOEM供給も行なっている。
そんなパイオニア(6773)、現在の社員数は16,798人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は63円前後です。
取引単位は100株なので、6,000前後でパイオニア(6773)の株を所有することが可能です。
6,000円!!安いですね!
日本株の中でもトップクラスの安さです。
これなら投資初心者でも気軽に購入することができます。素晴らしいです。
こういった銘柄がもっともっと増えるといいですね(優良銘柄かは置いておいて)。
そして、パイオニア(6773)のPER(株価収益率)は、現在算出できません。
こういうの聞くとイヤな予感がします(大抵直近の利益がマイナスだから)
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、現在ありません。
そして、パイオニア(6773)の株主優待もありません。
過去の長期のチャート
下落トレンドです。2000年をピークに下落の一途を辿っています。
その後は安値圏で推移です。
上場来高値は1990年の6,480円です。
そこから株価は約100分の1になってしまっています。
100万円投資していたら1万円になっていました。怖いですね。。。
直近1年のチャートはこちら
キレイな右肩下がりですね。
安易な割安感で買ってはいけない下げ方をしています。
まだまだ底が見えません。
パイオニア(6773)の売上高は?
うーん、微妙です。
FY2015から緩やかに下げてしまっています。
パイオニア(6773)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
よくないですね。
マイナスの年度もありますし、ガチャガチャしています。
理想的なEPSは右肩上がりなのですが、それとは程遠いです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
うーん、こちらも微妙ですね。
FY2015から右肩下がりです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近−8.74%です。
マイナスなので話になりません。
過去の数字を見てもあまりよくはない(FY2015だけ10%超えですが)状況が続いています。
流動比率は1.08倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ちなみに海外別売上高はこんな感じです。
だいたい日本4割、海外6割ですね。
事業別売上高はこちら。
カーエレクトロニクスが8割です。
パイオニア(6773)の今後をまとめると
6,000で買える気軽さはいいです。
ただ、数字が全然良くありませんでした。
ヘタに手を出すとヤケドをするかもしれない危険な銘柄です。
無理して投資をする必要もないでしょう。
日本株には他にもいい銘柄がたくさんあります。
次、行きましょう。