気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は清水建設(1803)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
清水建設(1803)とはどんな会社?
清水建設は、総合建設請負業社で国内全域および海外で事業を展開しています。
住宅、商業、公共施設の建築をはじめ、道路などの土木建設や不動産事業に従事しています。
さらに、子会社を通して建設資材や機械の販売、リースも手掛けています。
鹿島建設、大成建設、竹中工務店、大林組とともにスーパーゼネコン5社の一つです
以下はWikipediaより引用
民間の建築工事に強みがある。受注活動では、大手他社と異なり採算度外視の大型工事をさけ、中小の物件の受注にも積極的である。得意分野は、建築では医療機関、土木ではLNGタンクの施工であるといわれている。
さらに、歴史的な経緯から、伝統的な社寺建築にも豊富な実績を有している。
伝統的な建築儀式である手斧始め(ちょうなはじめ)を仕事はじめの1月4日に本社で執り行っている。建設業で手斧始めを受け継いでいるのは、清水建設と金剛組(大阪)だけである。同社のコーポレートメッセージは「子どもたちに誇れるしごとを。」(日本語)「Today’s Work, Tomorrow’s Heritage」(英語)である。
「子どもたちに誇れるしごとを。」ってかっこいいですね。
そんな清水建設(1803)、現在の社員数は15,640人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は891円前後です。
取引単位は1,000株なので、89万円前後で清水建設(1803)の株を所有することが可能です。
うーん高い!一つの銘柄に80万円オーバーは高すぎです。
同じスーパーゼネコンの大林組は100株単位で10万円前後で買えます。
もっと少額から買えるようになるといいですね。
そして、清水建設(1803)のPER(株価収益率)は、現在8.23倍です。
10倍以下なので低PERです。
かなり割安といえます。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、1.57%です。
配当、少しはあるが気持ち程度といったところです。
そして、清水建設(1803)の株主優待は1,000株以上の保有者(つまり全員)に東京木工場製作の木製グッズ(コースターとか)がもらえます。
詳細は清水建設のIR情報をご覧下さい。
うーん、ちょっとかっこいいけどそんなにいらないですね。
優待目的で購入する銘柄ではないです。
過去の長期のチャート
2012年に底を打って、その後は大きく上昇しています。
勢いがスゴイですね。
直近1年のチャートはこちら
下落トレンドですね。
まだまだ底が見えない下げ方をしています。
清水建設(1803)の売上高は?
うーん、右肩上がりではありませんね。
FY2016からゆるやかに下げてしまっています。
清水建設(1803)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
直近凹んでいるのは気になりますが、そこまではキレイな右肩上がりです。
グンという伸び方をしています。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは比較的しっかりと右肩上がりです。
いい感じです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近13.9%です。
合格ラインの10%をしっかり超えています。
日本株の中でもトップクラスの高ROEです。優秀ですね。
流動比率は1.38倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
清水建設(1803)の今後をまとめると
各数字の伸びは悪くなかったです。
優良銘柄だといえます。
ただ、同じスーパーゼネコンの大林組(1802)の方が配当が高く(2%超え)、しかも小額から(12万円前後)購入できます。
しかも大林組はスーパーゼネコンのトップに君臨しています。
なので、個人的には清水建設よりも大林組の株を買いたいです(もし「どちらか買え」といわれれば)。
とはいえ、清水建設もいい銘柄ではありました。
気になる方は四季報チェックしてみて下さい。