気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はヤマトホールディングス(9064)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
ヤマトホールディングス(9064)とはどんな会社?
ヤマトホールディングスは、ヤマト運輸などを傘下に持つ持株会社です。
宅配便サービスの「宅急便」といえばヤマトです。
僕も含め多くの方がお世話になっている会社ですね。
Nikkei225の採用銘柄です。
最近ではドライバーの待遇改善で「正午~午後2時」の時間指定をなくしたことでもニュースになりました。
お客様は神様ですか? 企業のサービス競争、転換点に(朝日新聞)
そんなヤマトホールディングス(9064)、現在の社員数は213,096人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は2,949円前後です。
取引単位は100株なので、30万円前後でヤマトホールディングス(9064)の株を所有することが可能です。
うーん、ちょっと高いですが、これなら投資初心者でもギリギリなんとか手が届く価格かもしれないですね。
そして、ヤマトホールディングス(9064)のPER(株価収益率)は、現在26.43倍です。
20倍を超えているので少し割高ですね。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、0.95%です。
少ないですね。
そして、ヤマトホールディングス(9064)の株主優待はありません。
過去の長期チャート
うーん、あまり方向感がありません。
ただ、2010年からはしっかりと上昇しているように見えますね。
直近1年のチャートはこちら
こちらも方向感ありません。
ただ、他の多くの日本株が2018年苦戦していたのですが、ヤマトは多くの日本株とは異なる動きをしている点が特徴的です。
ヤマトホールディングス(9064)の売上高は?
右肩上がりです。
いい感じですね。
ヤマトホールディングス(9064)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
FY2017に大きく落ち込んでいます。
気になりますね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは途中もたついていますが、全体としては右肩上がりです。
いい感じですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近3.35%です。
うーん、低いですね。かなりの低ROEです。
投資をする上で大きなマイナスポイントです。
流動比率は1.47倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ヤマトホールディングス(9064)の今後をまとめると
「アマゾン(Amazon)などのネット通販の普及により、実はヤマトの株って狙い目なのでは?」
と思ってみましたが、中身はそうでもなかったです。
各数字の伸びもイマイチ、PERも高め、そしてROEがものすごく低いです。
個人的に投資したいとは思えませんでした。
気を取り直して次、行きましょう。