こうして僕のおじいちゃんは野村證券に騙された。投資信託のおすすめ選び方。
- 2016/1/7
- 資産運用
投資の大切さを日々説いていますが、「なら何買えばいいんだよ」って声が聞こえてきます。
そんな中おすすめの一つが投資信託。
投資信託とは?
投資信託とは、いろいろな会社の株をパッケージして少額から買えるようにしたものです。
投資信託のことをファンドともいいます。
あの株もこの株も買いたいと思うけれどお金が1万円しかない、というときに便利です。
さらに投資信託には2種類あります。
インデックスとアクティブです。
アクティブファンドとは?
アクティブファンドとは、ファンドマネージャーなりファンド運用会社が「これとこれの株を買う」という感じで売買をして、利益をみなさんに還元するもの。
聞こえはいいですが、このアクティブファンド、オススメはしません。
理由は手数料が高いから。
多いところだと年間3%以上とるところもあります。
株の平均リターンが8%といわれているのに、3%とられたらどうでしょう。
37%ものリターンが手数料で消えてしまいます。これは馬鹿げています。
野村グローバル高配当株プレミアム(通貨セレクトコース)毎月分配型
代表的なのがこういったもの。
購入時の手数料が4.32%
年間の運用手数料が2.05%(通貨セレクトコース)
そもそも購入するだけで4.32%引かれるってかなりありえないです。
そして、年間2%手数料が引かれていきます。
ちなみに、僕も祖父も野村証券の営業にこのファンドを買わされました。
金融知識のない老人にこういった手数料が高いファンドを売りつけるなんて本当にヒドイと思いました。
インデックスファンドとは?
これは日経平均株価やダウ工業などの代表的な指数といわれるものに追従するように株を構成します。
上記指数とほとんど同じにするだけなのでファンドマネージャーの裁量がほとんどないです。
したがって一般的に手数料が安め。
1%を切るものもたくさんあります。
購入手数料がなし
年間の運用手数料が0.27%です。
先ほどのアクティブファンドと比べると
老後の年金1,000万円を預けるとして、初年度の累計手数料
アクティブファンド 約63万円
インデックスファンド 約2万7000円
せっかくお金に働いてもらおうとしているのに、アクティブファンドの馬鹿げた手数料をとられるなら「しないほうがマシ」ですね。
言い過ぎました。
ただ、僕は投資自体はしたほうがいいと思っています。
こういった悪質なファンドがはびこるから「投資はしないほうがいい」という空気になってしまうのですよね。
投資は労働とは違い、やればやるほどお金が増えるシステムではありません。
減ることもあります。
でも、だからこその投資です。
投資とは労働者たるプロレタリアートから資本家になるということ。
誤解をおそれず言ってしまえば資本主義における被支配者から支配者になるということ。
古来より、お金が集まるところに権力は集まりました。
力はお金に集まるのです。
そう考えると日本の武士の清貧という考えは本当に素晴らしいと思います。
「投資は損するから怖い」という考えは「僕は一生労働者で、資本家から搾取され続ける」と宣言するようなもの。
日本の教育では「いい」労働者になる教育しか受けていないのでこう考えるのは仕方がないのですが、シェアブログを見て頂いている読者は知的レベルが高い人が多いので少しでも理解してくれると信じています。
僕も、金融リテラシーを学校で教わったことがありません。教えられる人がいないのでしょう。
「ちゃんとした」投資を行うことで、労働所得では実現できない不労所得を手にすることができます。
ぜひ労働では得られない投資という次のステージに踏み出しましょう。