気になるアメリカ株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はバークシャー・ハサウェイ(BRK.A)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
バークシャー・ハサウェイ(BRK)とはどんな会社?
バークシャー・ハサウェイは持株会社です。
各種事業部門の子会社を保有しています。
国内向け保険事業を中心に、海外向け再保険事業も手掛けています。
鉄道会社、特殊化学品会社、国際的な多角事業団体も運営しています。
あの、地球上でも有数の大金持ちであり、私今井バフェットも敬愛するウォーレン・バフェットが会長兼CEOをしています。
副会長はチャーリー・マンガーで、このかたも有名人です。
二人とも生ける伝説ですね。
本当に存在するのだろうかと思うくらい尊敬する人物です。
以下はWikipediaより引用
バフェットが1965年にバークシャー・ハサウェイの経営権を握ってから2014年現在までの約49年間に、S&P 500の上昇率が約11,200%(112倍)だったのに対し、バークシャー・ハサウェイの株価は約183万%(18300倍)という桁外れの上昇をみせた。
これは複利計算で年率で約22.2%の増加が49年間連続して続いているのと同じ上昇率である。傘下の保険部門は世界最大の再保険会社などがあり、同時に多岐な事業分野にわたる子会社や完全子会社を擁している。コカ・コーラの株式の9.16%、アメリカン・エキスプレスの株式の16.22%、ウェルズ・ファーゴの株式の9.01%を保有するなど、多くの大企業の大株主である。
社員数は36.7万人です。
かなり多い社員数ですね。
現在の株価とPERは?
現在の株価は257,500ドル前後です。
うげ!という感じですね。
アメリカ株の中でもかなり異質です。
1万円以下で買える銘柄が殆どのアメリカ株の中で25万ドル出さないと買えないのがこのバークシャー・ハサウェイです。
なんでこんなに高いのか?
それは、投機の防止と長期保有できるグレードの高い投資家だけに保有して欲しいというバフェットの願いが込められています。
(その後、そこに目をつけた投資信託会社に対抗するため紆余曲折を経て1,500分の1のB株を発行したりするのですが)
そして、バークシャー・ハサウェイ(BRK)のPER(株価収益率)は、現在24.34倍です。
25倍前後なので「ザ・適正」というラインです。
高すぎず安すぎずですね。
配当利回りは?
配当利回りは、ありません。
これもバークシャー・ハサウェイの特徴の一つです。
バークシャー・ハサウェイ(BRK)の長期のチャート
キレイな上昇トレンドです。
さすがです。
直近3年のチャートはこちら
こちらも上昇トレンドです。
とくに2015年後半からキレイな右肩上がりです。
バークシャー・ハサウェイ(BRK)の売上高は?
すごい!の一言です。
まさにバフェットが理想とする右肩上がりです。
バークシャー・ハサウェイ(BRK)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらも完璧な右肩上がりではありませんが比較的キレイに上昇しています。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらもキレイな右肩上がりです。
まあ配当まったくないのでこのくらい上昇していかないと逆に困りますが。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
直近のROEは8.94%です。
過去を見ても合格ラインの10%を超えていません。
意外ですね。
おそらく、資産が大きくなりすぎて上手く使い切れていないのでしょうか。
流動比率は1.64倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
バークシャー・ハサウェイ(BRK)の今後をまとめると
あのウォーレン・バフェットの銘柄です。
悪いわけがありません。
ただ、決して割安ではなく、ROEも高くないのが気になりました。
私がバフェットの会社を評価するなんて恐れ多いですが、無理して買う必要もないかと思います。
(むしろ高すぎて買えない。)
ただ、今後も急激な伸びはないものの上昇が期待できる銘柄です。