創業300年の老舗企業!小野薬品工業【4528】の今後の株価を分析
- 2019/9/2
- 日本株分析

気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は小野薬品工業【4528】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
小野薬品工業とはどんな会社?
小野薬品工業は、医療用、一般用医薬品を製造および販売しています。
また同社は医療用医薬品の研究開発を手がけています。
東証1部銘柄で、本社は大阪にあります。
創業は1717年。約300年の歴史があります。
独自の創薬事業による開発・販売を一貫して行うことで、非常に高い利益率を誇ります。
先駆的がん免疫阻害剤『オプジーボ』が成長を牽引しています。
代表取締役社長は相良 暁氏です。
そんな小野薬品工業、現在の社員数は3,555人です。
現在の株価は?
現在の株価は1,962円前後です。
取引単位は100株なので、20万円前後で小野薬品工業の株を所有することが可能です。
日本株の中では普通です。
ただ、最近は5万円以下で購入できる日本株も増えてきたのでそういった銘柄と比較すると少し手を出しづらいです。
小野薬品工業のPER(株価収益率)は、現在19.58倍です。
20倍前後なので、適正〜少し割高といったレベルです。
以前は25倍を超えていたので少し落ち着いてきています。
配当利回りは、2.29%です。
日本株の中では普通か少しだけ高配当の部類です。
小野薬品工業の株主優待はありません。
小野薬品工業の長期チャート
ずっと横ばいでしたが、直近大きく上昇し5,000円レベルにまで伸びています。
しかしその後は急降下。一気に2,000円台を割っています。
ジェットコースターのような動きですね。
直近1年間の短期チャート
うーん、下落トレンドです。
7月から少しずつ上向きの兆候が見えますが油断はできません。
小野薬品工業の売上高は?
キレイな右肩上がりです。
いいですね。
小野薬品工業のEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらもキレイな右肩上がりではありません。
ただ、FY2017からの伸びがすごいですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
堅調ですね。
いい感じです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
直近のROEは9.25%です。
合格ラインの10%には届いていませんが健闘しています。
日本株の中では高ROEです。
良い経営をしている証です。
売上高比率はこんな感じです。
日本が約8割、2割がアメリカです。
最後に流動比率は2.34倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
小野薬品工業の今後をまとめると
わるくはありません。
以前分析したときよりも大きく株価が下げているので欲しかった人にとっては狙い目かもしれません。
(以前のときは「ほしいとは思えない」と分析しました)
ただ個人的には、①数字に決定打を欠く点と、②「業種が製薬」という点、③過去のチャートの動きが激しい、という3点から、手を出すのは躊躇する銘柄です。
日本株には思わず投資をしたくなるような銘柄が隠れています。
次、見ていきましょう。