気になる日本株を分析するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はANAホールディングス【9202】。
株価を分析し、今後を予想していきます。
ANAホールディングスとはどんな会社
ANAホールディングス【9202】は国内・国外で航空運送関連業を営んでいます。
全日本空輸です。全日空としてもおなじみです。
主に定期および不定期航空輸送や貨物の取扱いを行っています。
また、航空機部品の販売や旅行企画販売業なども営みます。
社員数は41,466人です。
以下はWikipediaより引用
全日本空輸株式会社(ぜんにっぽんくうゆ)、英称:All Nippon Airways Co., Ltd.)は、日本の航空会社である。ANAホールディングス株式会社の子会社である。国内線乗客数において日本最大の航空会社。通称は全日空(ぜんにっくう)、略称はANA(エーエヌエー)
イギリス・スカイトラックス社による航空会社の格付けで、韓国のアシアナ航空や香港のキャセイパシフィック航空と並ぶ実質最高評価の「ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ(The World’s 5-Star Airlines)」の認定を得ている。日本のエアラインとしては史上初の5スターの獲得である。
ANAの現在の株価とPERは?
ANAの現在の株価は2,323円前後です。
100株単位なので、23万円前後でANAの株を購入することができます。
日本株の中では普通ですが、一つの銘柄に20万円超えって高いですよね。
PERは28.1倍。
こちらは20倍を超えているので結構割高ですね。
(コロナの影響で純利益が大きく落ち込んだためPERが上昇しています。)
そして、配当利回りはありません。
ちなみに以前は、2%を超えているそこそこ配当がある銘柄でした。
そして、ANAは株主優待が手厚いことでも有名です。
保有株数に応じて、片道運賃50%割引を年2回発行しています。
詳細はこちらをごらん下さい。
株主優待目的で購入する人も多いです。
過去の長期のチャートを見ていきましょう
バブルから大きく下がり続けて、その後は5,000円以下を停滞しています。
長期投資が報われていない銘柄ですね。
直近1年間のチャートが以下です。
下落トレンドです。
コロナで大きく下げ、少しは反発したのですが再び下げてしまっています。
回復の兆しはまだ見えません。
ANAの売上高の推移は
いいですね。
FY2019には売り上げは2兆円を超えています。
ジェットスター、ピーチ、バニラのようなLCCの格安航空会社も台頭していますが、しっかり売上を伸ばしていたんですね。
ただ、直近はコロナの影響もあり少し凹んでいます。
FY2021はさらに大きく落ち込むことが予想されます。
次にEPS(1株当たりの利益)の推移です
FY2018からは大きく落ちています。
とにもかくにもコロナ後にしっかり利用者が戻ってくるかがカギですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらは比較的堅調です。
わるくはありません。
ROE(株主資本利益率)の推移
ROEは(株主資本利益率)は、直近2.61%です。
まあコロナで仕方がないですね。
それ以前は10%を超えることもあり、比較的良い経営をしていました。
ポテンシャルはある会社です。
最後に流動比率は1.07倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ANAを総合評価すると
厳しいですね。
利用者も激減し、見通しも立たないです。
この状況はすぐには回復しなそうです。
ウォーレンバフェットも航空会社の株買っていましたが、見通しが立たないので損切りしてしまっています。
もともとバフェットは航空会社と相性悪いですよね。
1989年のUSエアウェイズ投資以後、「懲りた」と言っているのに何度もいろいろな航空業界の銘柄を買っています。
個人的には投資したくはないです。
気になる方は四季報などで詳細チェックしてみて下さい。
【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を1,200万円分買いました。
今回のコロナショック、多くの銘柄が下げています。
2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。
そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。
そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。
これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。
バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」
今回のコロナショックで資産の80%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?
理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)
もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。
(追記:すでにお買い上げ頂いた方ありがとうございました。)