気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はキーエンス【6861】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
キーエンスとはどんな会社?
キーエンスは、FAセンサーなど検出・計測制御機器の有力企業です。
1974年に滝崎武光氏(現名誉会長)が創業しました。
「検査工程の自動化」主眼の商品開発が奏功。
最大の武器はFA制御機器業界では珍しい直販体制と、小回りの効く商品開発力です。
高効率経営に定評があります。
生産を外注するファブレス型(※工場を自社で持たないということです)。
FA制御機器の範疇に収まらない「世界初・業界初」商品開発や、新興国を中心とした海外進出も活発に進めています。
半導体・液晶、自動車、電機・電子、製薬、食品など顧客業界は幅広いです。
TOPIX Core30の構成銘柄の一つ。
海外売り上げ比率は50%を超えています。
なんだかすごい会社ですね。
そんなキーエンス、現在の社員数は6,602人(連結)です。
現在の株価は?
現在の株価は44,080円前後です。
取引単位は100株なので、440万円前後でキーエンスの株を所有することが可能です。
めちゃくちゃ高いですね!
キーエンスに投資するには、最低でも440万円以上の資金が必要です。
いわゆる値がさ株ですね。
うーん、敷居がかなり高いですね。
キーエンスのPER(株価収益率)は、現在53.95倍です。
50倍を超えています!
PERだけで見るとかなり割高の銘柄です。
そして配当利回りは、0.45%です。
配当はほとんどありません。
キーエンスの株主優待はありません。
キーエンスの長期チャート
すばらしい!
長期でしっかりとした右肩上がりです。
長期投資が報われている銘柄ですね。
直近1年間の短期チャート
コロナショックで大きく下落し一時は30,000円を割れました。
ただその後はしっかり反発。
さらに前回高値を超えて力強く上昇しています。
勢いを感じますね。
キーエンスの売上高は?
直近は少しもたつきましたが、それまではいい感じです。
売上は6,000億円を超えそうです。
キーエンスのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらも比較的しっかり伸びています。
とくにFY2018の伸びがすごいですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
いいですね!
キレイな右肩上がりです。
長期投資の理想とする伸び方です。
素晴らしいです!
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
直近のROEは11.27%です。
合格ラインを超えています。
過去を見ても軒並み合格ラインを超えているので優秀です。
経営がうまいということがわかります。
最後に流動比率は15.24倍。
すごいですね。支払い能力はかなり高いです。
キーエンスの今後をまとめると
各数字の伸びがよかったです。
とくにBPSの伸びがよく、ROEも高水準でした。
優良銘柄です。
その分、PERが高いのがネックです。
ただ、個人的にもかなり気になる銘柄です。
気になる方は四季報などで詳細チェックしてみて下さい。
【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を1,200万円分買いました。
今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。
2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。
そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。
そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2020年6月に入ってからも追加でどんどん買い増しています。
多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。
これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。
バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」
今回のコロナショックで資産の80%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?
理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)
もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。
(追記:すでにお買い上げ頂いた方ありがとうございました。)