気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は日立ハイテクノロジーズ【8036】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
日立ハイテクノロジーズとはどんな会社?
日立ハイテクノロジーズとは、商社とメーカーの両機能を持つ日立製作所の有力上場子会社です。
日立の中核企業です。東証1部です。
日立グループのエレクトロニクス専門商社(旧・日製産業)に、2001年に日立から移管された半導体製造装置・計測器メーカー部門が統合し現社名・体制になりました。
半導体製造装置は評価・解析用の測長SEM(走査型電子顕微鏡)で世界首位、エッチング装置でも存在感を表しています。
さらに液晶製造装置、ライフサイエンス(光分析装置、DNAシーケンサ)なども展開しています。
体外診断事業ではスイスのロシュ(世界的な製薬・ヘルスケア企業)と提携。
私のような一般人にはあまり馴染みがなかったのですが、すごい企業なんですね。
そんな日立ハイテクノロジーズ、現在の社員数は10,898人です。
こちらもすごい社員数です。
現在の株価は?
現在の株価は5,510円前後です。
取引単位は100株なので、55万円前後で日立ハイテクノロジーズの株を所有することが可能です。
うーん、高いですねー。
一つの銘柄に50万円以上はやはり投資初心者には手を出しづらいです。
日立ハイテクノロジーズのPER(株価収益率)は、現在12.9倍です。
こちらは15倍を割っているので、低PERです。
比較的割安のラインですね。
配当利回りは、2.32%です。
高配当とまではいきませんが、日本株の中ではそこそこあります。
日立ハイテクノロジーズの株主優待はありません。
日立ハイテクノロジーズの長期チャート
波はありますが、長期で見ると右肩上がりです。
素晴らしいですね!
日本企業ではあまり見られない形のちゃーとです。
長期投資家が報われています。
直近1年間の短期チャート
直近で見ても堅調です。
2018年の年末に下げましたが、その後は反発し、2019年はキレイな上昇トレンドを描けています。
日立ハイテクノロジーズの売上高は?
わるくはありません。
とくにFY2016からはしっかり上昇しています。
売上高7,000億円超えはすごいですね。
日立ハイテクノロジーズのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
いいですね!
キレイな右肩上がりです。
こういった推移を見るとうれしくなります。
長期投資の理想とするEPSの伸びです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
すばらしい!
こちらもキレイな右肩上がりです。
配当もしっかり出しながら株主の価値を長期で上げています。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
直近のROEは11.39%です。
合格ラインを超えています。
優秀ですね。
最後に流動比率は2.49倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
日立ハイテクノロジーズの今後をまとめると
すばらしいです。
各数字の伸びが良く、隠れた優良銘柄です。
個人的にもかなり気になった銘柄です。
PERも割安ですし、今すぐにでもほしいくらいです。
ただ、じっくり待てる人は日本株全体が大きく下げたときを狙うのもいいでしょう。
日本株分析をしているとたまにこういったキラリと光る銘柄に出会えるのはうれしいですね。
気になる方は四季報などで詳細をチェックしてみて下さい。