アイシン精機【7259】の今後の株価を分析してみた
- 2019/7/18
- 日本株分析
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はアイシン精機【8473】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
アイシン精機とはどんな会社?
アイシン精機とは、トヨタ系大手自動車部品メーカーです。
トヨタグループ向けの比率は約3分の2となっています。
1949年にトヨタなどの出資で設立しました。
生産品目は駆動系からエンジン周り、シャシー・ボディ関連からカーナビまでと幅広く、
特に58%出資の子会社アイシン・エイ・ダブリュ(AW)の収益貢献度が突出しています。
以下はWikipediaより引用
アイシン精機は、一つの事業が大きくなった場合は分社化するという特徴があり、グループ会社は全世界で180社以上存在する。 中でも、子会社であるアイシン・エィ・ダブリュは、近年成長が著しく、親会社であるアイシン精機と比較しても売上高・社員数共にほぼ変らないという規模まで成長している。
すごいですね。
アイシン・エィ・ダブリュ(AW)は、自動変速機の専業では世界首位となっています。
また、カーナビも国内首位です。
そんなアイシン精機、現在の社員数は119,732人です。
現在の株価は?
現在の株価は3,660円前後です。
取引単位は100株なので、36万円前後でアイシン精機の株を所有することが可能です。
うーん、高いですねー。
単元株が100株となり、最近5万円以下で購入できる日本株も増えてきたので決してお手頃とは言えません。
アイシン精機のPER(株価収益率)は、現在10.58倍です。
こちらは15倍を割っているので、低PERです。比較的割安のラインですね。
配当利回りは、3.79%です。
いいですね。日本株の中では高配当の部類です。
アイシン精機の株主優待はありません。
アイシン精機の長期チャート
長期で見ると上昇トレンドです。
2008年のリーマンショックには大きく下げていますが、その後復活を遂げ、リーマン前の高値を更新し、一時6,000円を超えました。
ただ、その後急落しています。
直近1年間の短期チャート
軟調ですね。
下落トレンドです。
アイシン精機の売上高は?
いいですね。キレイな右肩上がりです。
アイシン精機のEPS(1株当たりの利益)の推移です。
うーん、キレイな右肩上がりではありませんがそこそこ堅調です。
FY2019の下げを挽回できれば株価もしっかり回復する可能性があります。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
いいですね。そこそこ堅調です。
わるくありません。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
直近のROEは8.18%です。
合格ラインの10%には届いていません。
比較的健闘はしている方ですが、もう少し頑張ってもらいたいですね。
最後に流動比率は1.44倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
アイシン精機の今後をまとめると
配当も高いし、PERも割安、各数字の伸びもわるくはありませんでした。
わるくはない銘柄です。
むしろ優良銘柄といっても良いくらいです。
ただ、キラリと光るものは感じられませんでした。
個人的には投資をしたいとは思えません。
気になる方は四季報などで詳細をチェックしてみて下さい。