近鉄グループホールディングス【9041】の今後の株価を分析してみた
- 2019/7/22
- 日本株分析

気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は近鉄グループホールディングス【9041】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
近鉄グループホールディングスとはどんな会社?
近鉄グループホールディングスとは、関西の有力私鉄である近畿日本鉄道、旅行会社であるクラブツーリズムなどを中核とする近鉄グループの持株会社である。
創立は1910(明治43)年。
営業路線距離で国内最長です。
大阪、奈良、京都の主要都市間を結ぶ複数路線に加え、大阪と名古屋、三重を結ぶ路線もあります。
さらに傘下にはバスやタクシー、航空貨物のほか、旅行業KNT−CTグループ、近鉄百貨店などがあります。
商業施設とオフィスからなる「上本町YUFURA」のほか、14年春に複合高層ビル「あべのハルカス」がオープンしました。
あべのハルカスは、横浜ランドマークタワーを抜き、日本で最も高いビルだそうです。
そんな近鉄グループホールディングス、現在の社員数は30,506人です。
現在の株価は?
現在の株価は5,130円前後です。
取引単位は100株なので、51万円前後で近鉄グループホールディングスの株を所有することが可能です。
うーん、高いです。
一つの銘柄を買うのに50万円オーバーとなってしまっています。
近鉄グループホールディングスのPER(株価収益率)は、現在27.36倍です。
こちらは30倍近いのでそこそこの高PERです。比較的割高ですね。
配当利回りは、0.97%です。
配当はあまりありませんね。
近鉄グループホールディングスの株主優待はこちら。
https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/ir/yuutai/
乗車券が年間8枚、そして自社グループで使える優待券をまとめた冊子がもらえます。
冊子にはあべのハルカスやロープウェーの割引券があります。
関西でよく近鉄利用される方には魅力かもしれないですね。
近鉄グループホールディングスの長期チャート
典型的な日本株の動きです。
1989年のバブル崩壊から大きく値を下げ、その後は軟調。
2011年で底を打ってからは少しずつですが上昇基調にあります。
直近1年間の短期チャート
こちらはしっかりと上昇トレンドです。
堅調ですね。
近鉄グループホールディングスの売上高は?
横ばいです。
売上1兆2,000億円近辺で、動きがあまりありません。
逆に安定しているともとれます。
近鉄グループホールディングスのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらは比較的右肩上がりです。
いい感じです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらも右肩上がりです。
意外と(失礼!)いい感じです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
直近のROEは9.41%です。
ほぼ合格ラインの10%となっています。日本株の中ではかなり健闘しています。
良い経営をしている証拠です。
近鉄グループホールディングスの今後をまとめると
PERは高く、配当も少ないのでどうなのかなと思っていましたが、数字を見ると良好でした。
優良企業です。
ただ、個人的にすぐ欲しいとまでは思えませんでした。
気になる方は四季報などで詳細をチェックしてみて下さい。