ワイズテーブル【2798】の今後の株価を分析してみた

気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

今回はワイズテーブル【2798】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。

ワイズテーブルとはどんな会社?

ワイズテーブルは「XEX(ゼックス)」などの高級レストランと、「サルヴァトーレクオモ」などカジュアルイタリアン業態を展開しています。

1987年に東京・六本木に開店した「XEXCLUBHOUSE」が発祥です。
XEXは都内の直営店で、その立地や雰囲気を生かしたブライダル事業を強化中。
カジュアルイタリアンはFC中心にシフト、出店も3大都市圏から地方の主要都市へ拡大し全国展開しています。
海外は韓国、フィリピンにも展開しています。

やり手のレストラン経営ということですね。

XEXはこんな感じのレストランです。

とりあえず、オシャレでデート受けしそうなところですね(僕には無縁です)

あとは、世界一に輝いたピザを提供する『PIZZA SALVATORE CUOMO(ピザ サルヴァトーレ クオモ)』などのカジュアルレストランも展開しています。

そんなワイズテーブル、現在の社員数は665人です。

現在の株価は?

現在の株価は2,406円前後です。
取引単位は100株なので、24万円前後でワイズテーブルの株を所有することが可能です。

うーん、高いですねー。
最近では、5万円以下で購入できる日本株も増えてきたので決してお手頃とは言えません。

ワイズテーブルのPER(株価収益率)は、現在算出できません。
これはイヤな予感がしますね。

ちなみに配当利回りは、ありません。

そして、ワイズテーブルの株主優待は100株で年間10,000円分(5,000円×2回)の優待券がもらえます。
年に2回くらい夫婦で高級なレストランで食事をしたい人とか良いかもしれません(毎回5,000円割引)。
優待制度が変わらず、会社が存続し続ける限り毎年レストランに行き続けることができます。
こういった贅沢をする機会ってなかなかないので優待券という形で届けばかなり行きやすくなりますね。
そして株価も上昇すればいいこと尽くしですね。

ワイズテーブルの長期チャート

うーん、パッとしないチャートですね。
2004年のピークから大きく下げ、その後は停滞していましたが、2013年から徐々に上向きとなってきています。

直近1年間の短期チャート

全体的に軟調です。
ガクッと大きく株価が急落する場面もあり、怖い動きですね。
こういった安い局面で拾いたい(買いたい)方は2,300円前後で指値を入れておくのもいいかもしれません。

ワイズテーブルの売上高は?

FY2016から緩やかに下げてきています。
少し厳しそうですね。

ワイズテーブルのEPS(1株当たりの利益)の推移です。

FY2018とFY2019のマイナスがすごいです。
うげ!!という感じ。
もちろん長期投資をする上でマイナスポイントです。

BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。

FY2017から右肩下がりです。
株主の価値をしっかりと下げてしまっています。

ROE(株主資本利益率)の推移はこちら

直近のROEは-149.59%です。
話になりませんね。。。。

最後に流動比率は0.93倍。
1倍を割っているので少し心配です。

ワイズテーブルの今後をまとめると

株主優待は魅力ですが、それ以外の数字が全然良くはなかったです。

個人的にも投資をしたいとは思えませんでした。

ただ、レストラン経営という投資初心者にも身近な業態であること、株主優待が魅力である点から、勉強の意味で最低単元数だけ投資をしてもおもしろいかもしれないです。

下記IRなど読み込んで投資をすることで、自分が企業のオーナー(=株主)ということを実感しやすいです(3年保有するとXEXカードなるものがもらえて常に10%割引になるし)。
そう考えたら最低投資金額の24万円は決して高い金額ではないと思います。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/2798/ir_material2/115529/00.pdf

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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