気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はヴィア・ホールディングス【2784】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
ヴィア・ホールディングスとはどんな会社?
ヴィア・ホールディングスは外食業を行う持ち株会社です。
「総本家備長扇屋」「魚や一丁」といった居酒屋などを全国規模で展開しています。
M&Aに積極的な方針で、2004年頃より外食業でのM&Aを繰り返して企業規模を拡大しています。
1948年に設立。
ちなみに、VIAとは、「Valuable & Imaginative Addition」の頭文字の略称だそうです。
なんかかっこいいですね。
そんなヴィア・ホールディングス、現在の社員数は550人です。
現在の株価は?
現在の株価は660円前後です。
取引単位は100株なので、6万円前後でヴィア・ホールディングスの株を所有することが可能です。
いいですね。
10万円以下で購入できるので初心者にもやさしい銘柄です。
ヴィア・ホールディングスのPER(株価収益率)は、現在算出できません。
この時点で投資をする人には暗雲が立ち込めます。
配当利回りは、ありません。
そして、なんといってもヴィア・ホールディングスは株主優待が魅力です。
100株で年間10,000円(5,000円×2回)の優待券がもらえます。
全国に居酒屋があるので、飲み会代年間3回分くらいはタダになる計算です。
http://www.via-hd.co.jp/
6万円前後で年間10,000円はすごいですね。
優待の利回りは約16%です。
仲の良い友達みんなでそれぞれ優待券を買えば、年間3回飲み会がタダ。
しかもそれが一生続きます(倒産しなければ)
強調しますが、コレってすごいことです。
200株買えば、年間20,000円です。
300株買えば、年間30,000円です。
そして、500株買えば、年間50,000円です。
つまり、30万円で500株を買えば、年間50,000円分の優待が一生続きます。
1回3,000円として16回。
月に1回以上タダで飲み会にいけます。
大学の投資サークルとかでみんなこの株買えば、飲み会がタダになります。
大学4年間の飲み代がタダになる可能性もあるんです。
すごくないですか?
とくに資金の少ない大学生・新社会人とかにおすすめです(こういうことやっている大学生の集まりとかあるのだろうか?)。
ヴィア・ホールディングスの長期チャート
あまり方向感はないですが、全体的にみて比較的堅調です。
直近1年間の短期チャート
こちらは下落トレンドです。
直近になって持ち直してきています。
ヴィア・ホールディングスの売上高は?
FY2016からは下落しています。
あまり良くはないですね。
ヴィア・ホールディングスのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
うわ!
FY2018からの下落がすごいです。
よくはないですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらもFY2017をピークに下落しています。
よくないですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
直近のROEは-97.19%です。
低すぎて話になりません。
過去には10%を超えることもあったので今後に期待です。
最後に流動比率は0.942倍。
こちらは1倍割っているので少し心配です。
ヴィア・ホールディングスの今後をまとめると
数字は全然良くなかったですが、なんといっても株主優待が魅力です。
年利16%を超えます。
さらに少額から投資できます。
仮に倒産しても株式投資の一連を経験できると思えば個人的には安いと思います。
居酒屋が好きな方で、資産10万〜100万円以下の投資初心者が買う銘柄としては実はわるくはないのではないかと思います。
運命共同体のような感じで仲間内で買って、株価が上がった下がったで一喜一憂するのもはじめのうちは面白いかもしれません。
投資はあれこれ悩んでばかりいても進みません。
まずは何かを買ってみることが個人的には重要だと思います。
それが投資家の一歩です。
そして、最後に売買の判断をするのは自分です。
「誰かに勧められたから」という理由で買う人は投資をする資格はないです。
気になる方は上記記事の内容をもう一度見直したり、四季報や企業のIRなどチェックして自分で最終ジャッジをして下さい。