ビックカメラ【3048】の今後の株価を分析
- 2021/3/10
- 日本株分析
気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
では、本日も早速分析していきましょう。
こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。
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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
-長期チャート
-短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率) →とくに大事
8. まとめ
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では、まずビックカメラについて説明していきます。
1 ビックカメラについて
(1)家電量販大手
(2)コジマを傘下に
(3)時価総額2,190億円
ビックカメラは、家電量販大手です。
ターミナル駅周辺で大型店を展開しています。
ソフマップに加え、2012年にコジマを傘下に加えました。
業界2位の会社です。
ちなみに「ビッグ」(big)カメラではありません。
「ビック」(bic)カメラです(よく間違える人が多いそうです。)
「ビック(bic)」とは英語の方言で「(外見だけでなく中身も)大きい」の意だそうです。
売上高比率は、音響映像商品16%、家庭電化商品33%、情報通信機器商品32%、その他19%です。
そして、時価総額は2190億円です。
独自の時価総額ランクはCランクです。
2. 株価、利回り、PERなど
では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。
・株価 1,163円
・PER(株価収益率)27.71倍
・配当利回り 1.28%
・流動比率 1.38倍
株価は1,163円です。
100株単位で売買できるので、116,300円から投資をすることが可能です。
いいですね。日本株の中では比較的少額から取引が可能な銘柄です。
次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは27.71倍です。
どちらかといえば割高ですね。
そして、配当利回り。
こちらは1.28%です。
普通ですね。少しだけ配当があります。
最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。
流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア
なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。
この会社の流動比率は1.38倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。
3. チャートについて
次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。
まずは長期チャートです。
長期で見ると波はありますが、比較的堅調です。
ただ、2018年をピークに下り坂となってしまっているのが気になります。
次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。
こちらはコロナショック後反発してからは見事に動きがないですね。
ずーっと横ばいです。
4. 売上高について
では、売上高見ていきましょう!
ちなみに、ビックカメラの決算月は8月となっています。
うーん、右肩上がりではありませんね。
ただ2019年度まではしっかりしています。
5. EPS(1株あたりの利益)について
次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう!
2018年度をピークに下落してしまっています。
良くないですね。
株価と同じような動きをしています。
6. BPS(1株あたりの純資産)について
次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。
では、見ていきましょう。
こちらはしっかり右肩上がりです。
良いですね。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、7.09%です。
つまり、年間7.09%ずつこの会社は成長し続けているということです。
7. ROE(自己資本利益率)について
では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。
見ていきましょう。
こちらも難しいですね。
2020年度は大きく落ち込んでいますが、2016年度から2019年度は合格ラインにのっています。
ちなみに自己資本比率は29.0%です。
低いですね。
8. まとめ
・数字がそこまで
・個人的にはスルー
では、ビックカメラを総合的にまとめましょう!
各数字の伸びがあまり良くなかったです。
そしてそれが株価チャートにもしっかり表れてしまっています。
個人的にはこの銘柄はスルーです。
気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。
【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を2,140万円分買いました。
今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。
2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。
そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。
そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2021年2月現在も割安な状態は続き、今もどんどん買い増しをしています。
多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。
これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。
バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」
今回のコロナショックで資産の90%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?
理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)
もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。