上昇の理由は三井物産!インタートレード【3747】の今後の株価を分析
- 2019/10/30
- 日本株分析
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はインタートレード【3747】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
インタートレードとはどんな会社?
インタートレードは、ブティック型やネット型の専門証券会社向けを中心に、ディーリングやトレーディング業務用の自社開発パッケージソフトを開発している会社です。
証券向けディーリングシステム、外国為替証拠金システム販売が主力となっています。
ブロックチェーン技術活用にも注力しています。
さらに近年はハナビラダケを原料にしたオリジナル健康食品などヘルスケア分野に進出しています。
東証2部上場の会社です。
金融やったり、健康食品をやったり、手広い感じですね。
そんなインタートレード、現在の社員数は110人です。
小規模ですね。
現在の株価は?
現在の株価は845円前後です。
取引単位は100株なので、8万円前後でインタートレードの株を所有することが可能です。
いいですね。
10万円以下で購入できる銘柄です。
これなら比較的気軽に購入することができます。
そして、インタートレードのPER(株価収益率)は、現在算出できません。
配当利回りもありません。
さらに、インタートレードの株主優待はありません。
インタートレードの長期チャート
2005年には4,000円を超えていましたが、その後は急落。
500円以下の水準をさまよっており、直近グンと伸びています。
直近1年間の短期チャート
2019年8月からの伸びがすごいですね。
暗号資産関連事業を展開する子会社のデジタルアセットマーケッツが、三井物産からの出資を受け入れることになったと発表したことを好感して一気に上昇しています。
それにしても、すごい変動率です。
短期間で6倍近くに上昇しています。
長期の割安株狙いの我々としては逆にこういった動きをする銘柄は怖すぎます。
インタートレードの売上高は?
売上は右肩下がりです。
良くはありません。
インタートレードのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
うげ!マイナスだらけです。
目も当てられない状態です。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
BPSも右肩下がりです。
「投資をしてはいけない」の典型ですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
もちろんこちらもマイナスだらけ。
これでは話になりません。
最後に流動比率は3.15倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
インタートレードの今後をまとめると
直近株価が何倍にも膨れ上がっている注目銘柄ですが、その中身はまったくよくありませんでした。
長期投資家が手を出しては行けない銘柄です。
日本株には思わず投資をしたくなるような銘柄が隠れています。
次、見ていきましょう。