コロナワクチン開発!アンジェス【4563】の今後の株価を分析してみた

気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

では、本日も早速分析していきましょう。

こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。

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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
  -長期チャート
 -短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率)  →とくに大事
8. まとめ
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では、まずアンジェスについて説明していきます。

1 アンジェスについて

(1)大阪大学発の創薬ベンチャー。

アンジェスは、大阪大学発の創薬ベンチャーです。
成功すれば多額のロイヤルティ収入が見込めるが、開発費が先行する事業モデルです。
東証マザーズの「赤字上場」第1号。
遺伝子治療薬開発が主軸です。

重症虚血肢(じゅうしょうきょけつし)の遺伝子治療薬(国内外とも田辺三菱製薬と提携)は
国内では早期承認制度を利用し19年3月に承認取得。
14年10月開始の国際共同治験3相(大規模試験)は中止し、米国単独治験に。

国際共同治験とは?
新しい「くすりの候補」を早期に世界中で使用できるように、
複数の国又は地域で、同時に実施する治験(臨床試験)のことを指します。

核酸医薬(椎間板性腰痛症薬)やDNAワクチン(高血圧治療薬)など案件多い。

(2)新型コロナのDNAワクチンも
そして、大阪大学と新型コロナのDNAワクチンも共同開発しています。
DNAワクチンの仕組みはこんな感じだそうです。

(3)時価総額1,254億円

そして、時価総額は1254億円です。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

・株価 943円

株価は943円です。
100株単位で売買できるので、94,300円から投資をすることが可能です。
いいですね。10万円以下で購入できる銘柄です。
これなら初心者でも気軽に購入することができます。

・PER(株価収益率)ー倍

次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは現在算出できません。

・配当利回り 0.00%

そして、配当利回り。
こちらはありません。

・流動比率 2.53倍

最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。

流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア

なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。

この会社の流動比率は2.53倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。

まずは長期チャートです。


上場は2002年の9月です。

長期で見るとよくないですね。
長期投資が報われていません。

次に、短期チャートを見ていきましょう。

過去1年間のチャートです。

短期で軟調ですね。
しっかりと下げてしまっています。
直近では1,000円を割り、まだまだ下げトレンドは続いています。

4. 売上高について

では、売上高見ていきましょう!

ちなみに、アンジェスの決算月は12月となっています。

良くないですね。
まだまだ売上自体が全然ないです。
とくに直近はほぼありません。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。

そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう!

うーん、すべてマイナスですね。
ここだけみると絶対に投資をしてはいけない銘柄です。

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。

では、見ていきましょう。

こちらはわるくありません、。
キレイな右肩上がりです。
しっかりと伸びを感じられます。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、27.09%です。
つまり、年間27.09%ずつこの会社は成長し続けているということです。
すごいですね。

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。

一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

EPSがマイナスなので、ROEももちろんマイナスです。
もちろん、まったく良くないです。
むしろ悪いです。

ちなみに自己資本比率は84.8%です。
こちらは高いんですね。

8. まとめ

・当たればデカイ
・数字はまったく良くない

では、アンジェスを総合的にまとめましょう!

こういった創薬ベンチャーは、当たればデカイビジネスです。
期待で高まり買われる場面もありました。

ただ、長期投資という目線で数字をみるとまったく良くないです。
売上は伸びず、EPSはマイナスだらけでROEもマイナスです。

リスキーすぎて投資をしたいとは思えませんでした。

気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。

 

【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を2,140万円分買いました。

今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。

2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。

そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。

そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2021年4月現在も割安な状態は続き、今もどんどん買い増しをしています。


多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。

これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。

バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」

今回のコロナショックで資産の90%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?

理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)

もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。

最大のチャンス!コロナショックで私が2,140万円全力投資した銘柄

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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