割安株!トーセイ【8923】の今後の株価を分析してみた

気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

では、本日も早速分析していきましょう。

こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。

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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
  -長期チャート
 -短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率)  →とくに大事
8. まとめ
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では、まずトーセイについて説明していきます。

1 トーセイについて

(1)不動産関係の会社
(2)私募ファンド運営も
(3)時価総額494億円

トーセイは、不動産関係の会社です。
オフィスビルやマンションなどの中古物件を仕入れて、リノベーションして賃料収入を増やしたうえで売却する不動産流動化が主力の事業です。

また、分譲マンションや戸建て、商業施設の開発のほか、私募ファンド運営なども手がけています。
幅広い事業展開を行っています。
「不動産と金融の融合」をキャッチフレーズだそう。

さらに近年では2017年に「トーセイホテルココネ神田」を開業するなど、ホテル開発・運営を積極的に進めています。

売上高比率は、不動産流動化51%、不動産開発24%、不動産賃貸10%、不動産ファンド6%、不動産管理8%、ホテル2%です。

そして、時価総額は494億円です。

時価総額ランクはDランクです。

一般的に時価総額が低ければ低いほど、株価が大きく上下する可能性もあり、リスクは高くなりますがリターンも高くなる傾向があります。
時価総額5,000億円の株が10倍になるのは難しいですが、500億円レベルの株価が10倍になるのはそんなに珍しいことではありません。
なのでテンバガーを狙うならDランク以下がおすすめです。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

・株価 1,020円
・PER(株価収益率)9.51倍
・配当利回り 2.85%
・流動比率 5.62倍

株価は1,020円です。
100株単位で売買できるので、102,000円から投資をすることが可能です。
いいですね。日本株の中では比較的少額から取引が可能な銘柄です。

次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは9.51倍です。
かなり割安の水準です。いいですね

そして、配当利回り。
こちらは2.85%です。
高配当とまでは言えませんがそこそこ配当はあります。

最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。

流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア

なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。

この会社の流動比率は5.62倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。

まずは長期チャートです。


上場は2004年の2月です。

あまり長期で方向感がないですね。
リーマンショックで底を打ってからは比較的しっかりと上昇しています。

 

次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。

こちらも方向感はありません。
レンジの動きです。
1,000円で一度反発しているのでちょうど現在テクニカル上の重要なポイントに差し掛かっています。

4. 売上高について

では、売上高見ていきましょう!

ちなみに、トーセイの決算月は11月となっています。

売上高、わるくはありません。
ただ、パッとはしませんね。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。

そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう!

2019年まではしっかり上昇。
2020年はコロナの影響もあり大きく下げています。
ここから、元の水準まで立ち直ることができるかが株価回復のカギです。

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。

では、見ていきましょう。

こちらはキレイな右肩上がりです。
良いですね。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、10.75%です。
つまり、年間10.75%ずつこの会社は成長し続けているということです。

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。

一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

EPSが大きく落ちた2020年度はしかたがないとしても、それまでのROEは合格ラインをしっかり超える高い水準でした。
いいですね。

ちなみに自己資本比率は36.1%です。
こちらは少ないですね。
ROEが高いからといって楽観視もできません。

8. まとめ

・割安でそこそこの配当
・コロナを乗り越えられるかがカギ

では、トーセイを総合的にまとめましょう!

割安でそこそこの配当がある銘柄でした。

そして、コロナ前までは数字の伸びもよく良い銘柄といえます。
ただ、コロナによってEPSが大きく落ち込んでおり株価の動きもあまり芳しくありません。

コロナで影響をモロに受けている会社です。
苦しい状況かと思いますが、これを乗り越えられれば前の株価水準さらにはその先に行くことができます。

個人的には見通し不透明なのでスルーです。
バフェットも言いますが、「わからないもの」には投資をしません。

気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。

 

 

 

【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を2,140万円分買いました。

今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。

2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。

そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。

そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2021年2月現在も割安な状態は続き、今もどんどん買い増しをしています。


多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。

これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。

バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」

今回のコロナショックで資産の90%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?

理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)

もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。

最大のチャンス!コロナショックで私が2,140万円全力投資した銘柄

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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