気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は農業総合研究所【3541】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
農業総合研究所とはどんな会社?
農業総合研究所はその名の通り農業関係の会社です。
2007年に和歌山県で創業しました。
野菜・果物の直売所事業が主な事業です。
※直売所事業とは
登録生産者からの農産物を集荷場に集める→スーパーなど小売店の直売所コーナーで販売すること
買い取り委託(当社が農産物を買取→スーパーなどで販売すること)も増加しています。
また、他社との積極的な業務提携で集荷・販売網を拡充しています。
ITを駆使して、農産物流通を盛り上げようとしています。
いわゆるアグリテックですね。
アグリテックとは、農業(Agriculture)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語です。
アグリテックが勧めば、高齢化が進んで労働力不足が懸念されている日本の農業産業も救われるかもしれません。
僕もこの業界、興味深いです。
そんな農業総合研究所、社員数は107名です。
現在の株価は?
現在の株価は438円前後です。
取引単位は100株なので、43,800円前後で農業総合研究所の株を所有することが可能です。
5万円以下で購入できます。
これなら初心者でも気軽に買えますね。
農業総合研究所のPER(株価収益率)は、現在182.5倍前後です。
めちゃくちゃ高PERですね。
これは期待が高い(株価が高い)というよりも利益が少なすぎることが原因です。
配当利回りは、ありません。
農業総合研究所の株主優待はありません。
農業総合研究所の長期チャート
上場が2016年6月なのでまだデータが少ないです。
2018年の後半から一気に盛り上がり1,000円を超えました。
しかしその後は大きく下げています。
値動きが大きい銘柄ですね。
直近1年間の短期チャート
他の多くの日本株と同じく、コロナショックで大きく下げています。
しかしその後すぐにしっかりと反発しています。
反発力がありますね。
農業総合研究所の売上高は?
いいですね。しっかりと伸びています。
売上高は30億円を超えてきました。
まだまだ伸びる余地はあります。
農業総合研究所のEPS(1株当たりの利益)の推移です。
うーん、デコボコしています。
良くはないですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらも理想とする右肩上がりではありません。
微妙です。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
直近のROEは0.77%です。
低すぎます。
論外です。
最後に流動比率は1.71倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
農業総合研究所の今後をまとめると
数字が全然良くなかったです。
事業としては面白そうだなと思ったのですが、これでは長期投資をしようとは思えませんでした。
この分析は、あくまでも過去の実績を重視しています。
事業がしっかりしていたり今後さらに伸びると考え、今は数字に表れていなくても投資をするというスタイルを否定するものではありません。
ただ、バフェットもそうですが、しっかりした実績を持ち消費者独占力がある企業に投資をして成功を収めております。
こういった時価総額の小さい企業に一点集中で多くの金額を投資することはおすすめしません。
だったらインデックスファンド買った方がいいです。
では、次行きましょう。
【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を1,200万円分買いました。
今回のコロナショック、多くの銘柄が下げています。
2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。
そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。
そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、「ある一つの日本株」に1,200万円以上を投資しました。
多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。
これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。
バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」
今回のコロナショックで資産の80%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?
理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)
もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。