気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
では、本日も早速分析していきましょう。
こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。
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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
-長期チャート
-短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率) →とくに大事
8. まとめ
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では、まず第一カッター興業について説明していきます。
1 第一カッター興業について
(1)コンクリート構造物の切断・穿孔
(2)M&Aにも積極的
(3)時価総額156億円
第一カッター興業は、コンクリート構造物の切断・穿孔(せんこう:穴をあけること)工事を主に行う会社です。
なかなかユニークな社名ですね。
具体的にアスファルト舗装やコンクリート構造物を工業用ダイヤモンドで切断・穿孔しています。
M&Aにも積極的で切断穿孔工事会社やウォータージェット工法による建築構造物の外壁工事会社などを相次ぎ買収していおます。
売上高比率は、切断・穿孔工事88%、ビルメンテナンス2%、リユース・リサイクル10%です。
比較会社は、ダイヤモンド工具国内首位の旭ダイヤモンド工業(6140)、
建設向けダイヤモンド工具大手のコンセック(9895)です。
気になる方はぜひチェックしてみて下さい。
そして、時価総額は156億円です。
時価総額ランクだと、Fランクです。
一般的に時価総額が低ければ低いほど、株価が大きく上下する可能性もあり、リスクは高くなりますがリターンも高くなる傾向があります。
時価総額5,000億円の株が10倍になるのは難しいですが、500億円レベルの株価が10倍になるのはそんなに珍しいことではありません。
なのでテンバガーを狙うならDランク以下がおすすめです。
2. 株価、利回り、PERなど
では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。
・株価 1,308円
・PER(株価収益率)13.65倍
・配当利回り 1.07%
・流動比率 4.30倍
株価は1,308円です。
100株単位で売買できるので、130,800円から投資をすることが可能です。
いいですね。日本株の中では比較的少額から取引が可能な銘柄です。
次に、PER。株価収益率ですね。こちらは13.65倍です。
いいですね。どちらかといえば割安の水準です。
そして、配当利回り。こちらは1.07%です。
普通ですね。少しだけ配当があります。
最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。
流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア
なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。
この会社の流動比率は4.30倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。
3. チャートについて
次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。
まずは長期チャートです。
いいですね!
キレイな上昇トレンドを長期で描けています。
すばらしいです。
次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。
こちらもしっかりと上昇トレンドを描いています。
2020年8月に停滞しましたがその後は再びしっかりと上昇しています。
ただ、直近は75MAにタッチしておりテクニカル的に買いたい人にとっては、チャンスです。
4. 売上高について
では、売上高見ていきましょう!
ちなみに、第一カッター興業の決算月は6月となっています。
売上高、そんなにキレイな右肩上がりではありませんね。
普通です。
5. EPS(1株あたりの利益)について
次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう!
こちらもわるくはないのですが、あまり方向感がありませんね。
6. BPS(1株あたりの純資産)について
次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。
では、見ていきましょう。
こちらはしっかりと右肩上がりです。
良いですね。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、14.55%です。
つまり、年間14.55%ずつこの会社は成長し続けているということです。
7. ROE(自己資本利益率)について
では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。
見ていきましょう。
いいですね!合格ラインをしっかり超えています。
ROEはかなり高いラインです。
ちなみに自己資本比率は76.1%です。
8. まとめ
・ROE高水準
・わるくはないが、そこまで良くもない
では、第一カッター興業を総合的にまとめましょう!
ROEが高水準なのが良かったです。
もともと実質無借金経営をしている会社で、自己資本比率が高いのも高ポイントでした。
全体的にわるくはなかったですが、売上高やEPSの伸びが今ひとつでした。
個人的には無理して投資をしたいとまでは思えませんでした。
とはいえいろいろな角度で検討して投資に値する可能性は十分あると思います。
気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。
【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を2,140万円分買いました。
今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。
2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。
そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。
そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2021年2月も実は割安な状態は続き、どんどん買い増しをしています。
多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。
これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。
バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」
今回のコロナショックで資産の90%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?
理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)
もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。