倒産の危険も!? テラ(2191)の株価分析してみた

こんにちは。今井バフェットです。
では、本日も早速分析していきましょう。

こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。

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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
  -長期チャート
 -短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率)  →とくに大事
8. まとめ
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では、まずにテラについて説明していきます。

1.テラについて

(1) 東大医科研発ベンチャー
(2) 第4のがん治療の救世主!?
(3) 時価総額は97億円

テラとは、東京大学医科学研究所発のベンチャー企業です。

そして、がん免疫細胞療法の再生医療製品化を目指しています。

具体的には、樹状細胞ワクチン療法(じゅじょうさいぼうワクチンりょうほう)と治療法を用いてがんを治療しようとしています。
これは、免疫細胞の1つである樹状細胞を利用したがんの治療法です。
がん患者自身の免疫力を利用する治療法です。

具体的にはこんな感じだそうです。

1.血液から樹状細胞を分離と手術によるがん組織の摘出を行い、樹状細胞にがん細胞を取り込ませる(がんの特徴を覚える)
2.樹状細胞を体内に戻す
3.体内で樹状細胞ががんの特徴をTリンパ球に伝えて活性化させる
4.活性化Tリンパ球ががんを探し出して攻撃できるようになる。

手術、放射線治療、抗がん剤治療に代わる第4のがん治療法として注目を集めています。

そして比較会社は、メディネット(2370)です。
こちらも東大医科研発のベンチャー企業です。
気にある方はぜひチェックしてみて下さい。

そして、時価総額は97億円です。

時価総額ランクだと、Fランクです。
一般的に時価総額が低ければ低いほど、株価が大きく上下する可能性もあり、リスクは高くなりますがリターンも高くなる傾向があります。
時価総額5,000億円の株が10倍になるのは難しいですが、500億円レベルの株価が10倍になるのはそんなに珍しいことではありません。
なのでテンバガーを狙うならDランク以下がおすすめです。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

・株価 413円
・PER(株価収益率)-倍
・配当利回り -%
・流動比率 2.68倍

株価は413円です。
100株単位で売買できるので、41,300円から投資をすることが可能です。
5万円以下で購入できるので敷居が低いですね。

次に、PER。株価収益率ですね。
純利益がマイナスのため算出できません。

そして、配当利回り。
こちらはありません。

最後に流動比率。
この会社の流動比率は2.68倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。

まずは長期チャートです。

上場は2009年の3月です。
ジャスダックに上場しています。

方向感がないですね。
特に2013年5月に高値4970円をつけて以降はパッとしません。

 

次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。

下落トレンドです。
2020年6月9日に高値2,175円をつけてそこからキレイに下げています。
株価はその高値から81%も下げてしまっています。

中期と長期のMAもしっかり下げているのが分かります。

4. 売上高について

では、売上高見ていきましょう!

ちなみに、テラの決算月は12月となっています。

売上高、ヤバいですね。
右肩下がりで年々落ちています。
直近はとうとう2億円になってしまいました。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。

そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。

一方、EPEが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう!

良くないですね。
毎年マイナスです。

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。
純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。

では、見ていきましょう。

こちらも良くないですね。
大きく数字を落としてしまっています。

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。

そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

EPSがマイナスなので、ROEはすべてマイナスです。
もちろんこれはまったく良くないです。

8. まとめ

・事業の継続に問題が、、、
・長期投資には適さない

では、テラをまとめましょう!

各数字は正直まったく良くはなかったです。
売上高、BPSは右肩下がり、そしてEPSはマイナスです。

こういった銘柄への投資は優良銘柄への長期投資という視点からは避けるべきです。
(動きも仕手っぽいです)

この銘柄に投資をしている人には大変申し訳ないのですが、個人的にもおすすめはできません。

 

 

【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を1,400万円分買いました。

今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。

2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。

そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。

そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2020年6月に入ってからも追加でどんどん買い増しています。


多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。

これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。

バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」

今回のコロナショックで資産の80%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?

理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)

もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。

最大のチャンス!コロナショックで私が1,200万円全力投資した銘柄

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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