こんにちは。今井バフェットです。
気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
では、本日も早速分析していきましょう。
こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーー
1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
-長期チャート
-短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率) →とくに大事
8. まとめ
ーーーーーーーーーーーー
では、まずに日本光電について説明していきます。
1.日本光電について
(1) 医用電子機器専門
(2) 病院向け生体情報モニターが主力
(3) 時価総額は3,194億円
日本光電は、医用電子機器専門の会社です。
フルネームは、日本光電工業株式会社です。
患者の心電図、呼吸、血圧、体温などを計測する生体情報モニターは、センサーからモニターまで一貫開発し、国内シェア首位。
また、自動体外式除細動器(AED)も主力商品の一つです。
売上高比率は、生体計測機器23%、生体情報モニタ35%、治療機器19%、他23%です。
そして比較会社は、医用電子機器メーカーのフクダ電子(6960)、
検体検査機器・試薬で高シェアのシスメックス(6869)、
医療機器大手のテルモ(4543)です。
気になる方はぜひチェックしてみて下さい。
そして、時価総額は3,194億円です。
時価総額ランクだと、Bランクです。
日本の上場企業では中堅ランクです。
2. 株価、利回り、PERなど
では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。
・株価 3,600円
・PER(株価収益率)29.03倍
・配当利回り 0.97%
・流動比率 3.19倍
株価は3,600円です。
100株単位で売買できるので、360,000円から投資をすることが可能です。
結構投資資金が必要ですね。
次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは29.03倍です。
30倍近いです。
そこそこ割高といえます。それだけ人気が集中しているということです。
そして、配当利回り。
こちらは0.97%です。
こちらはあまりありません。
最後に流動比率。
この会社の流動比率は3.19倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。
3. チャートについて
次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。
まずは長期チャートです。
いいですね!
長期で上昇トレンドを描けています。
すばらしいです。
2012年7月に25MAと75MAがクロスしてからは特に上昇の勢いが強まっています。
次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。
うーん、横ばいです。
3月17日に大きく下げ、その後3月30日にかけて一気に上昇し、反落してからは横ばいです。
方向感がない動きが続いています。
4. 売上高について
では、売上高見ていきましょう!
ちなみに、日本光電の決算月は3月となっています。
売上高、いいですね。
しっかりと右肩上がりで伸びています。
売上高は2,000億円目前レベルです。
5. EPS(1株あたりの利益)について
次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう!
うーん、キレイな右肩上がりではないですね。
微妙です。
どちらかといえば方向感がありません。
6. BPS(1株あたりの純資産)について
次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。
純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。
では、見ていきましょう。
いいですね。
堅調に伸びています。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、4.8%です。
つまり、年間4.8%ずつこの会社は成長し続けているということです。
7. ROE(自己資本利益率)について
では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。
見ていきましょう。
うーん、決して低くはないのですが合格ラインは超えられていません。
もう一息といったところですね。
ちなみに自己資本比率は75.3%です。
8. まとめ
・わるくはない
・EPSとROEが気になる
では、日本光電をまとめましょう!
わるくはない銘柄です。
売上高もしっかり伸びており、BPSも長期で伸ばせています。
ただ、EPSに方向感がなく、ROEも今ひとつだったのが気になります。
わるくはない銘柄なのですが、個人的には「超優良株」とまでは思えなかったので投資は見送ります。
ただ、別の角度から深く分析すれば「これは!」というポイントも出てくるかもしれません。
気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。
【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を1,400万円分買いました。
今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。
2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。
そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。
そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2020年6月に入ってからも追加でどんどん買い増しています。
多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。
これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。
バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」
今回のコロナショックで資産の80%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?
理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)
もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。