人気の小型株の実力は?ポバール興業(4247)の株価を分析

こんにちは。今井バフェットです。
気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

では、本日も早速分析していきましょう。

こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。

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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
  -長期チャート
 -短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率)  →とくに大事
8. まとめ
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では、まずにポバール興業について説明していきます。

1.ポバール興業について

(1) 工業用の樹脂ベルトの草分け的存在
(2) 接着・樹脂加工技術に強み
(3) 時価総額は27億円

ポバール興業は、工業用の樹脂ベルト製造の草分け的存在の会社です。
カスタム品の工業用ベルトとガラス等研磨材が柱の会社です。

接着・樹脂加工技術に強みがあります。
さらに中国、韓国、タイに工場があります。

海外比率は19%です。

 

そして比較会社は、伝動用ベルトの草分けであるニッタ(5186)、
伝動ベルト製造大手であるバンドー化学(5195)、
同じく伝動ベルト大手の三ツ星ベルト(5192)です。

気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

そして、時価総額は27億円です。

時価総額ランクだと、Fランクです。

一般的に時価総額が低ければ低いほど、株価が大きく上下する可能性もあり、リスクは高くなりますがリターンも高くなる傾向があります。
時価総額5,000億円の株が10倍になるのは難しいですが、500億円レベルの株価が10倍になるのはそんなに珍しいことではありません。
なのでテンバガーを狙うならDランク以下がおすすめです。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

・株価 1,045円
・PER(株価収益率)10.58倍
・配当利回り 2.87%
・流動比率 3.7倍

株価は1,045円です。
100株単位で売買できるので、104,500円から投資をすることが可能です。
比較的少額から投資が可能ですね。

次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは10.58倍です。10倍前後なので一般的にはけっこう割安です。

そして、配当利回り。
こちらは2.87%です。
3%近いんですね。高配当とまでは言えませんが配当そこそこあります。

最後に流動比率。
この会社の流動比率は3.7倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。

まずは長期チャートです。


上場は2014年の6月です。

面白いチャートですね。

全体的に見ると堅調です。
ただ、2020年9月の「ドーン」という長い足がとにかく気になってしょうがありません。

 

次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。

さすが時価総額27億円。
かなりチョッピーな動きですね。

間違っても全財産で投資などしてはいけません。
方向感はありません。

4. 売上高について

では、売上高見ていきましょう!

ちなみに、ポバール興業の決算月は3月となっています。

売上高、いいですね
しっかりと伸びています。
とはいえ売上高はまだ30億円レベルです。
まだまだ伸びる余地はあります。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。

そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。

一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう!

こちらは2017年度に底打ってからはしっかりと伸びています。
わるくはありません。

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。
純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。

では、見ていきましょう。

こちらは比較的キレイな右肩上がりです。
良いですね。
しっかりと資産を伸ばせています。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、2.4%です。

つまり、年間2.4%ずつこの会社は成長し続けているということです。
ジワジワと伸びているということですね。

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。

そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

うーん、低いですね。
合格ラインを一度も超えられていません。

ちなみに自己資本比率は82.6%です。
こちらはしっかりとあります。

8. まとめ

・とにかく時価総額が小さい
・思ったほど数字はわるくない

では、ポバール興業を総合的にまとめましょう!

とにかく時価総額が小さいこの銘柄。
動きがかなり荒くなります。
一気に2倍になることもあれば、半分になってしまうこともカンタンにあります。

AランクやSランクの株とはそもそも値動きが違うということを念頭に置いたうえで投資を検討して下さい。

ただ、中身の各数字は思ったよりはよかったです。
ROEは良くないですが、EPS、BPSもまあまあでした。

総合的に個人的には正直投資はできません。

気になった方もいると思うのでそういった方はぜひIRなどチェックして検討を行って下さい。

 

 

【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を1,400万円分買いました。

今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。

2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。

そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。

そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2020年6月に入ってからも追加でどんどん買い増しています。


多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。

これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。

バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」

今回のコロナショックで資産の80%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?

理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)

もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。

最大のチャンス!コロナショックで私が1,200万円全力投資した銘柄

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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