業績好調!TKC(9746)の今後の株価は?

気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

では、本日も早速分析していきましょう。

こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。

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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
  -長期チャート
 -短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率)  →とくに大事
8. まとめ
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では、まずTKCについて説明していきます。

1 TKCについて

(1)会計事務所、地方公共団体向け情報サービス
(2)税理士の組織『TKC全国会』が営業基盤
(3)時価総額1,921億円

TKCは、会計事務所、地方公共団体向け情報サービスに特化しています。
地方自治体向け基幹システムも拡大、クラウド化を積極推進し住民サービスの向上に寄与しています。

税理士の組織『TKC全国会』が営業基盤です。

売上高比率は、会計事務所70%、地方公共団体26%、印刷5%です。

ちなみに、社名のTKCは、設立時の「栃木県計算センター」に由来します。

そして比較会社は、ミロク情報サービス(9928)、『奉行シリーズ』で有名なオービックビジネスコンサルタント(4733)、フライトホールディングス(3753)です。
気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

そして、時価総額は1921億円です。

時価総額だとCランクです。
まあ上場企業の中では中堅ですね。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

・株価 7,190円
・PER(株価収益率)24.48倍
・配当利回り 1.80%
・流動比率 2.44倍

株価は7,190円です。
100株単位で売買できるので、719,000円から投資をすることが可能です。
結構資金が必要ですね。

次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは24.48倍です。
日本株の中では普通の水準です。割安でも割高でもないですね

そして、配当利回り。こちらは1.80%です。
普通ですね。少しだけ配当があります。

最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。

流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア

なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。

この会社の流動比率は2.44倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。

まずは長期チャートです。


上場は1987年の7月です。

99年に大きく跳ねた場面などはあるものの長期でみると上昇しています。
とくに2013年からの伸びがすごいですね。
グングンと勢いを感じるチャートです。

 

次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。

こちらはキレイな上昇トレンドを描いています。
とくに4月以降は75MAをサポートにしっかりと上昇しています。
ただ、直近は大きく下落して75MAにタッチしました。
テクニカル的には押し目の買い場とよばれるところです。

4. 売上高について

では、売上高見ていきましょう!

ちなみに、TKCの決算月は9月となっています。

売上高、いいですね。
ジワリジワリと右肩上がりで伸びています。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。

そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう!

こちらもしっかりと右肩上がりです。いいですね。
株価が大きく上昇しているのもコレを見れば頷けます。

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。

では、見ていきましょう。

こちらも派手さなないですが、ジワジワと右肩上がりで伸びています。
良いですね。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、4.94%です。
つまり、年間4.94%ずつこの会社は成長し続けているということです。

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。

一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

うーん、まあわるくはないけど良くもないですね。
直近はやっと合格ラインの10%にのってきました。
ここからこの水準を安定して出せるかが勝負になります。

ちなみに自己資本比率は78.9%です。

8. まとめ

・優等生タイプ!
・個人的にも少し気になる

では、TKCを総合的にまとめましょう!

配当もそこそこはあり、各数字の伸びもわるくありません。
優等生タイプの銘柄ですね。

少し気になりますが、決定打に欠け今すぐ欲しいとまでは思いませんでした。

でも、良い銘柄だと思います。
気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。

 

 

【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を1,400万円分買いました。

今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。

2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。

そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。

そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2020年6月に入ってからも追加でどんどん買い増しています。


多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。

これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。

バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」

今回のコロナショックで資産の80%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?

理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)

もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。

最大のチャンス!コロナショックで私が1,200万円全力投資した銘柄

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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