急騰で話題!ネクストウェア(4814)の今後の株価は?【ブロックチェーン関連銘柄】

気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

では、本日も早速分析していきましょう。

こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。

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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
  -長期チャート
 -短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率)  →とくに大事
8. まとめ
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では、まずネクストウェアについて説明していきます。

1 ネクストウェアについて

(1)中堅ソフトハウス

ネクストウェアは、1990年設立の中堅ソフトハウスです。
DBシステムのアウトソーシングが中心でメーカーに強みがあります。

※ソフトハウスとは?
ソフトウェアを開発・販売する企業

97年に現社名に変更しました。
システム設計・運用管理・コンサルティングなどのアウトソーシングを顧客企業に常駐し行うオンサイト型7割、インハウス(受託型)のソフトウエア開発3割です。官公庁やCATV局向け地震速報・防災監視システム、顔認証システム、特許などの検索システムなどに強みがあります。

2018年にOSK日本歌劇団を子会社化し、エンタテインメント事業開始。

※OSK日本歌劇団とは?
OSK日本歌劇団は、日本の劇団。宝塚歌劇団・松竹歌劇団(96年解散)と並ぶ三大少女歌劇のひとつ。
大阪の伝統文化として多くの舞台で活躍し、2022年で100周年。

宝塚以外にもこういった歌劇団ってあるんですね。
はじめて知りました。

そして、19年にリアルネットワークスと顔認証システムの販売代理店契約を締結しました。

(2)ブロックチェーン関連銘柄

またネクストウェアはブロックチェーン関連銘柄です。

2017年ブロックチェーン技術開発のシビラと資本・業務提携。

最近では4月19日に、コンピュータソフトウェア協会が機械システム振興協会から受託した非金融分野でのブロックチェーン技術の戦略策定事業にプロジェクトリーダーとして参画することになったと発表しました。

この戦略策定事業は、日本に滞在する外国人がエシカル・アクティビティ(善き行い)を行ったことをブロックチェーン技術をベースに社会的に証明する「証明システム」の実現性について検討を行います。
留学生や教育機関、商店街、就職先など多様な関係者を参加させながら、記録されたデータの改ざん防止が必要でブロックチェーン技術への期待が高いです。

(3)時価総額27億円

そして、時価総額は27億円です。

時価総額ランクだと、Fランクです。

一般的に時価総額が低ければ低いほど、株価が大きく上下する可能性もあり、リスクは高くなりますがリターンも高くなる傾向があります。
時価総額5,000億円の株が10倍になるのは難しいですが、500億円レベルの株価が10倍になるのはそんなに珍しいことではありません。
なのでテンバガーを狙うならDランク以下がおすすめです。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

・株価 208円

株価は208円です。
100株単位で売買できるので、20,800円から投資をすることが可能です。
いいですね。10万円以下で購入できる銘柄です。これなら初心者でも気軽に購入することができます。

・PER(株価収益率)108.33倍

次に、PER。株価収益率ですね。
100倍を超えています。
かなり高いですね。
売上30億で時価総額が30億円で同等ということを考えると、
PERが高い理由は、人気が高まっているというよりも利益が少ないことにあります。

・配当利回り 0.00%

そして、配当利回り。
こちらはありません。

・流動比率 1.77倍

最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。

流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア

なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。

この会社の流動比率は1.77倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。

まずは長期チャートです。


上場は2000年の12月です。

2005年に大きく上昇したのですが、その後は急落。
方向感のない状態が続いています。

次に、短期チャートを見ていきましょう。

過去1年間のチャートです。

こちらも方向感がありませんね。
4月20日に株価が急騰しています。
これは先程説明した、ブロックチェーン関連のニュースによるものです。

好材料で買われたというより、この動きをみると仕手筋っぽい動きですね。
とくに初心者はこういった動きをする銘柄はおすすめできません。

4. 売上高について

では、売上高見ていきましょう!

ちなみに、ネクストウェアの決算月は3月となっています。

売上高は横ばいですね。
30億円レベルを推移しています。
伸び悩んでいるように思えます。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。

そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。

では、見ていきましょう!

良くないですね。
方向感がなく、右肩上がりでもありません。
マイナスの年度もあります。

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。

では、見ていきましょう。

うーん、同じく方向感ありません。
パッとしませんね。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、5.50%です。
つまり、年間5.50%ずつこの会社は成長し続けているということです。

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。

一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

こちらもひと目で見てわかりますね。
パッとしません。
長期投資をしたいと思えるようなROEではありません。

ちなみに自己資本比率は52.3%です。

8. まとめ

では、ネクストウェアを総合的にまとめましょう!

・時価総額小さいので注意!

時価総額が30億円レベルの会社でブロックチェーン関連で注目を集めています。
だからこそといってはアレですが、かなり値動きが荒いですね。
このレベルであれば、複数の投資家が組めば軽く動かすことが可能です。

初心者はとくに注意が必要です。
下手をすればイカサマありきのカジノにたかられにいくことになります。

・数字も全然パッとしない

そして、各数字も決して良くはなかったです。
長期投資の理想とするEPS、BPS,ROEではありません。
この銘柄を取引するのは投資ではなく、投機です。
そういった取引を望むのであれば良いですが投資をしたいという方にはまったくおすすめできません。

個人的にも投資を見送ります。

気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。

 

 

 

【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を2,140万円分買いました。

今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。

2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。

そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。

そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2021年4月現在も割安な状態は続き、今もどんどん買い増しをしています。


多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。

これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。

バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」

今回のコロナショックで資産の90%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?

理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)

もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。

最大のチャンス!コロナショックで私が2,140万円全力投資した銘柄

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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