アメリカ株投資。キャタピラーの今後の株価を分析してみた

気になるアメリカ株を分析・予測するコーナー。

10年、20年と長期投資派の観点で企業を様々な角度から分析していきます。
そして、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

今回はキャタピラー(CAT)の株価を分析。そして今後を予測していきます。

キャタピラーとはどんな会社?

キャタピラー(Caterpillar Inc.)は重機メーカーです。
建設、鉱業、農業、林業向け機械の設計・製造・販売を手掛けるほか、同機械用エンジンおよび部品も製造しています。
世界に広がるディーラー網を通じて製品を販売しています。

以下はWikipediaより引用。

キャタピラー (Caterpillar Inc.) は、アメリカ合衆国イリノイ州ピオリアに本拠地を置く多国籍企業。建設機械及び鉱業機械、ディーゼル及び天然ガスエンジン、並びに産業用ガスタービンエンジン分野における世界最大の製造会社である。1991年からアメリカを代表する企業で構成されるダウ平均株価の銘柄の一社として名を連ね、2013年のフォーチュン500では売上高世界42位(700億ドル)にランクされた。また創業初期から現在に至るまで世界シェアが不動の1位のため、建設機械の巨人と称される。2014年時点で 11万8千人の従業員が在籍しており、およそ6割が米国外勤務である。

フォーブスが発行するフォーチュンの『世界で最も賞賛される企業』において、2012年に世界19位、2013年に同19位、2014年に同33位の評価を受けている。2013年には世界的金融誌『バロンズ』(Barron’s) で財務体質の面などから世界5位の評価を受けた。ビジネス管理の権威であるマッキンゼー出身のトム・ピーターズ (Tom Peters) が著した1982年のベストセラー エクセレント・カンパニーの中で、優秀な会社のひとつとして挙げられている。

そんなキャタピラーの株価は?

現在107ドル前後です。
PERは27.99倍です。

PERは結構高いですね。

配当利回りは2.91%です。
これはそこそこの高配当です。

上場来の長期チャート

キャタピラー長期チャート1809

リーマン・ショックの2009年は大きく下げたものの、長期でみるとしっかり右肩上昇しています。

直近3年間のチャートはこちら

キャタピラー短期チャート1809

2015年5月から下げて2016年1月に底を打ってからしっかり上昇しています。
直近最安値は2016年1月25日の57.91ドルです。

キャタピラーの売上高は?

キャタピラー売上高1809

右肩上がりとはいえません。むしろ右肩下がりです。
微妙ですね。

次にEPS(1株当たりの利益)の推移です

キャタピラーEPS1809

こちらも年によってバラつきがあります。なんともいえません。

BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう

キャタピラーBPS1809

こちらも右肩下がりであまりよくありません。

ROE(株主資本利益率)の推移はこちら

キャタピラーROE1809

そして、ROE(株主資本利益率)は直近-0.48%です。

それ以前は合格ラインの10%をコンスタントに超えていたので残念です。

今後に期待ですね。

流動比率は1.31倍です。

ちなみに売上高比率は以下です。

キャタピラー売上高比率1809

EAMEとは、Europe、Africa、Middle Eastの略です。

EAMEとは

日本ではあまり使わないワードですね。

キャタピラーの今後をまとめると

売上やEPS、BPSの伸びが感じられません。

現時点では長期投資の対象としては見送りでしょう。
ROEも低いですしね。

やるならくれぐれも注意して下さい。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

この著者の最新の記事




スクリーンショット 2018-05-05 21.47.24







アーカイブ




ページ上部へ戻る