気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はヤマダ電機【9831】の株価を分析。そして今後を予想していきます。
ヤマダ電機とはどんな会社?
ヤマダ電機は日本各地で家電量販店を展開しています。
主に家庭電気製品およびAV(音響・映像)機器、OA機器、ソフトウエア、パソコン、通信機器などを取り扱っています。
さらに同社は修理サービスも提供しています。
現在の株価は?
現在の株価は533円前後です。
100株単位なので5万円前後で購入することが可能です。
これなら初心者でも手を出しやすいですね。
PERは28.86倍。
こちらは30倍近いので割高です。
ヤマダ電機の株主優待は、100株で年間3,000円分(500円×6枚)の割引券がもらえます。
※ただ、この割引券1,000円ごとに1枚しか使えないので注意が必要です。
さらに2年保有している人だと年間2,000円分の割引券が追加でもらえます。
そうすると年間5,000円です。
すごいですね。優待利回り10%近くあります。
そして、配当利回りは2.44%です。
こちらもしっかりと配当があります。
日本株にしてはギリギリ高配当の部類です。
過去の長期のチャート
上場来最高値は2006年の1512円。
最安値は2003年の224円です。
ここ数年は500円前後で推移しています。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
うーん、軟調ですね。
2019年の8月に大きく急落しましたが、その後しっかり反発しています。
ヤマダ電機の売上高は?
横ばい、むしろ逓減しています。
次にヤマダ電機のEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちら方向感がありません。
よくないですね。
ヤマダ電機のBPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらは比較的キレイな右肩上がり。
いい感じです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE、直近で2.51%です。
ものすごく低いですね。話になりません。
最後に、流動比率は2.51倍。
こちらは1倍を超えているので合格です。
ヤマダ電機の今後をまとめると
いずれの数値も魅力的とは思えませんでした。
ただ、ヤマダ電機によく行く人は優待が魅力ですね。
最近は渋谷なんかの都心にもヤマダ電機があり、結構便利ですもんね。
5万円前後から気軽に投資ができ、優待がかなり多いので特に初心者の方にとっては「オレ、投資をしている」と実感しやすい銘柄です。
そういった意味で100株だけ買って放置しておくのもわるくないかもしれません。
一方、各数字の伸びが良くないので何十万、何百万円単位で投資をするという銘柄としてはおすすめしません。
では、次の銘柄を見ていきましょう。