
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はヤマダ電機【9831】の株価を分析。そして今後を予想していきます。
ヤマダ電機とはどんな会社?
ヤマダ電機は日本各地で家電量販店を展開しています。
主に家庭電気製品およびAV(音響・映像)機器、OA機器、ソフトウエア、パソコン、通信機器などを取り扱っています。
さらに同社は修理サービスも提供しています。
現在の株価は?
現在の株価は518円前後です。
PERは19.53倍。
20倍を切っているのでそこそこといったところです。
100株単位なので5万円前後で購入することができます。
5万円前後で100株買えば、年間3,000円分の割引券が使えます。
さらに例えば2年保有している人だと年間2,500円のプラス分があるので、合計5,500円の割引券付与になります。
でも使えるのは1000円ごとに1枚(500円)、有効期限半年という縛りがかなりキツいです。
そして、配当利回りは2.7%です。
日本株にしては高配当です。
過去の長期のチャート
上場来最高値は2006年の1512円。
最安値は2003年の224円です。
ここ数年は500円前後で推移しています。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
ヤマダ電機の売上高は?
横ばい、むしろ逓減しています。
次にヤマダ電機のEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらキレイに下げていってしまっています。
かなりのマイナスポイント。
ヤマダ電機のBPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらはキレイな右肩上がり。
ただ、配当あまり出さないで利益貯めこんでいればそのくらいにはなるのでこれだけをもって評価することはできません。
売上高のセグメントはこちら。
とくに非家電のなかでも、住宅関連の商品がシェアを近年高めています。
最後に、ROE(株主資本利益率)は直近4.23%。
かなり低いですね
流動比率は1.43倍。
こちらは合格です。
ヤマダ電機の今後をまとめると
いずれの数値も魅力的とは思えませんでした。
頼みの綱の株主優待も、要は50%割引というだけで結局はヤマダ電機がお客さんを囲い込みたいだけ。
ただ、ヤマダのものすごいヘビーユーザーであれば検討してみてもいいのかなとおもいます。
今のところ、僕は買う予定はありません。