
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は明治ホールディングス【2269】の株価を分析。そして今後を予想していきます。
明治ホールディングスとはどんな会社?
明治ホールディングス株式会社は、Meiji Seika(明治製菓)ファルマと明治(明治乳業)の統合により設立された持株会社です。
同社は菓子、牛乳、乳製品、薬品等の製造販売を行う子会社の経営管理及びそれに付帯した事業に従事しています。
現在の株価は?
現在の株価は9,410円前後です。(2018年6月)
100株単位なので90万円前後で購入することができます。
うーん、90万円高いですよね。
みんなが投資をしやすくなるためにはこの取引単位を取っ払う必要があります。
ちなみに、アメリカ株は1株単位で買えます。アップル株だって11,000円ほどから買えてしまいます。
そして、PERは22.29倍。
20倍を超えているので少し割高ですね。
明治ホールディングスの株主優待はこちらです。
100株以上 明治グループ製品詰合せ 2,000円相当
500株以上 明治グループ製品詰合せ 3,500円相当
1,000株以上 明治グループ製品詰合せ 5,000円相当
うん、いらないです。
少なくとも90万円の株を買ってまではいらないです。
それだったら吉野家とかワタミの株主優待の方が全然いい。
こんなの配るくらいなら少しでも配当利回りを上げて欲しいというのがホンネです。
そして、配当利回りは1.38%です。
高配当とまではいえませんが、少しはあるといった感じですね。
過去の長期のチャート
明治ホールディングスとしての歴史は浅いですが(もちろん前身である明治製菓と明治乳業はもっと歴史あります)、右肩上がりです。
上場来最高値は2015年の10385円。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
2018年2月に入って急落しました。
その後、急反発していわゆる全戻し(下落した分すべて上昇して戻した)の展開です。
明治ホールディングスの売上高は?
いいですね!比較的しっかり右肩上がりです。
これはOK。
次に明治ホールディングスのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらも直近は横ばいですが、それまでは右肩上がり。
わるくはありません。
明治ホールディングスのBPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
いいですね。理想的なBPSの伸びです。
きれいですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
直近のROE(株主資本利益率)は13.09%。
いいですね。合格ラインの10%をしっかり超えています。
日本株の中でも優秀な部類です。こういった大企業がしっかりと高ROEを叩き出せているのは評価できますね。
そんな明治ホールディングスも過去はそこまでROE高くありませんでした。
FY2011 3.31%
FY2012 2.35%
FY2013 5.50%
FY2015 6.01%
FY2016 8.94%
年々ROEを高めた企業努力の賜物ですね。素晴らしい。
最後に、流動比率は1.33倍。
これは1倍を超えているので問題ありません。
明治ホールディングスの今後をまとめると
日本で知らない人はいないくらいの大企業です。
皆さん一度は口にしたこともあるはず。
各数字を総合的に見て、優良銘柄だと思います。
なんといってもROEの高さが魅力です。
個人的にも少し投資したい気になる銘柄です(まだちょっとPERが高いのがネックだけど)。
ビットコインや不動産投資(実物)をするよりもこういった企業に投資をするほうがよっぽど実りがあると思います。